モントリオール掲示板 (フリー) - No.26719
カナダ ケベックの選挙
(モントリオール) 2012-09-06 10:15:57
こんばんは。
ここ数日CBCでカナダ ケベックの選挙を見ているのですが、この結果によって
今後ケベックで何が変わってくるのかよく理解できていないです。
PQが過半数の議席を取った?と思われるのですが、過去日本の民主党が政権を取った
くらいの一大ニュースなのですかね。PQは分離独立を推進する党なのでしょうか?
お詳しい先輩方、簡単でよろしいので教えていただけないでしょうか。
>日本の民主党が政権を取った
政権の問題ではありません。一応腐っても民主党は日本の政治政党ですよね。
PQは正直そう考えてない節があります。
簡単に言うとケベックは最終目標の国としてカナダから独立したい気持ちがあるから
それに一歩近づいたって事です。(実際は問題だらけで無理だと思いますが)
ここの感覚がわからない方は、在日韓国人党が大阪共和国を設立しようとしている
と考えてください。(架空:在日韓国人は日本国民では無いので)
ケベックの歴史と現実問題は賛否両論です。
マルチカルチャーを認める自由と権利の国カナダの誇らしい象徴でもあり。
ド左翼ノイジーマイノリティーたちがゴネレば何でも手に入ると言う我儘と勘違い社会カナダの
闇の面でもあります。
個人的な見解を言うと実際の影響はあまりない思います。独立やフレンチカナダの勢力
拡大は理想だけでは現実不可能な問題が山積みで。実際にそれを実行に移すとしたら
ケベック内でもかなりの内輪もめにつながるからです。
問題は上でも述べたように、カナダは今国として迷走しています。
ド左翼国家で行くのか、一応英国白人(アングロサクソン)を中心とした近代国家を目指すのか?その中でこのケベック党の勝利はド左翼国家に国政が傾いている状態を表しているので
サイレントマジョリティーのアングロサクソンがおったまげてる状態なのです。
ご説明ありがとうございます。なるほどです。
銃撃事件が発生してしまった背景もなんとなくですが分かりました。
今の私の知識では理解していくのがやっとですので、もう少し勉強したいと思います。
ありがとうございました。
PQは過半数を取っておらずマイノリティー政権です。
今回ジャン・シャレ政権が負けたのは、授業料値上げに反対する学生に
対する対応のまずさと企業との癒着。それに嫌気がさした人達の票が
他の党に流れたからだと思われます。
PQのリーダーであるポーリン・マロワはブルジョア的で人気がない。
でもジャン・シャレ政権はもう嫌だ・・・という究極の選択結果が
今回のPQマイノリティー政権。ですから、国民投票に持ち込まれる
ことはないでしょう。仮に国民投票が行われたとしても、その結果が
”独立”になるとは限りませんし。
ケベックのことを英語のニュース・新聞・ラジオだけで知ろうとすると
偏った見方をしてしまいがち。中立的な立場に立ってみるには、
フランス語での情報は必須です。
ケベック・リベラルの党首Charestは自分の選挙区で落選。
リベラルはもう骨抜きですね。
でも前の方も書いてる通り、州民はPQに投票したというよりも、反リベラルに投票したという感じでしょうか。
すぐ独立、ということにはならないと思いますが、これからどういう方向に行くのか、特に金融政策などが課題になると思います。
授業料の値上げなど、大規模デモに発展してますが、これからはどうなるんでしょうね。
リベラルは骨抜きどころか、今回の選挙の本当の勝利者は実はリベラルじゃないかって言われてますよ。なんせ選挙前のCharestの不支持率は70%だった上に、事前予想ではPQ majorityもあり得るって言われてたのに、結果は誰も予想しなかったほど善戦したんですから。Federalリベラルとごっちゃになってませんか?あっちはホントにやばいですけどね。
Maroisは数ヶ月前にも、彼女をPQ党首から追い落として代わりに元BlocのリーダーのGilles Duceppeを党首にしようってPQ内での内部闘争があったぐらいで、PQ内部でも党首としての評価は高くありません。実際、選挙期間中もアンチCharestのアングロ票やfederalistのフランコフォン票を失うような失言したりと全然いいとこなしでした。リーダーがMaroisじゃなかったらPQ majority取れたかもしれないって意見もあるぐらいです。どっちみちminority政権なので長続きしないでしょうし、次の選挙では党首交代すると思いますよ。