カナダ掲示板 (仲間探し) - No.11271

私は、弁護士の奥さんではありませんが、
以前、女性弁護士さんの家のベースメントアパートに住んでいた関係で、
こちらでの弁護士の生活を多少知っていますので、コメントさせていただきます。

彼女は、おそらく下っ端ではない　Work Place Safty 関係の弁護士さんでした。
政府関係の仕事が多かったようです。事務所も政府ではありませんが、その関連だったと思います。
基本的に家で仕事をしていましたが、いつも裁判の資料を遅くまで読んでいました。
それでも仕事が少なく、収入の足しにするため、セネカカレッジのナイトコースで授業を持っていました。
それも、East York から　Kings Cityまで片道1時間以上かけて通っていたんです。
そのうち、もっと仕事がなくなり、仕方なく、上司の紹介でバンクーバーの事務所に行きました。
カナダでは、州が違えば法律も違います。なので、BCの法律を勉強しなければなりません。
また、East Yorkに家を持っていたにもかかわらずです。
ただ、向こうがあまりあわないとのことで、8ヶ月だったか、10ヶ月でトロントに戻ってきました。
それでも、その事務所ではあまり仕事がないのは変わりなく、仕方なくRefgee 関係の勉強をしなおして、
今は、そちら方面の仕事をしています。

彼女は、とても勤勉で、正直で、熱心な弁護士さんでした。

月子さんもがんばってくださいね。

大家さん…さん、コメント、そして励ましのお言葉、ありがとうございます。そうなんですよね、弁護士と一口に言っても、本当に色々で…。ウチは、勤務先は個人事務所ではないので仕事は沢山あるのですが、逆に沢山ありすぎる割に人が少ないのと、割と老舗のlaw firmなので、senior partnerばかりが多く、juniorがすごく少ないので、とにかく昼も夜も関係なく、どんどん仕事が上乗せされていき、このままでは過労で倒れるのでは、と思われるような働き方を強いられています。の割には基本的には固定給なので、努力に見合っていない…と本人もつらそうで。（確かにseniorになればすごい高給取りになるらしいですが、それまでには長く、ハードな道のりがあるんです…それに誰でもなれるわけではないし）

…とこういう話を周囲にしても、弁護士、という肩書きだけで誤解？する方が多くて、“そんなこと言っても、本当はすんごいお金をぼったくってるんでしょ、どうせ”とか、“高給取りなんだから長時間勤務も仕方ないんじゃない”、とか言われてしまいます。現実は全然そんなことないのに…どうも、弁護士というと、TVの悪徳弁護士みたいなのとか、ひだりうちわ、みたいなイメージが一人歩きしているみたいで、精神的な苦労とか超ハードな勤務状況とか話しても分かってもらえません…

もちろん、事務所によって全然勤務状況とか違うと思うから、一概に、みんなが大変、とはいえないかもしれないし、世間でいうような、お金ばかり取って、全然働かない弁護士もいるんでしょうが…

それで、同じ状況にいる方なら、分かってもらえるかな、こういうお話が出来るかな、と思って、投稿してみました。

ひきつづき、メールお待ちしています。

個人事務所を経営している弁護士の妻です。仕事は多忙ですけど自分で経営しているので少なくても上下関係はないですよね。給料についても仕事をすればするだけ入るみたいなので忙しくて大変だけどやりがいがあるみたいですよ。でも裁判前は休日でも仕事をしているのでこれは弁護士として当たり前ですよ。また、弁護士になって裁判のように人の弁護をするのは刺激があって楽しいと彼は仕事を楽しんでいますよ。気持ちの持ちようかもしれません。

大変そうですね。私の友達でも、ダウンダウンのすごく大きなlaw firmで働いていますが、月子さんの旦那さまのような、ハードな生活を送っています。彼は、仕事をするのが苦でないみたいですが、奥さん（日本人ではないですが、アジア人の女性です）は、やはりサポートが大変みたいです。それに、こういう24／7体制での勤務状況は、カナダでは珍しいと思うので、カナダ人にしてみると、もっとプライベートな時間、いや、せめて、ゆっくりひと息つける時間が欲しい、と願うみたいですね。特にこういう大きなlaw firmでは、よそでは考えられないような過酷な労働状況らしいですね。もしかして、月子さんの旦那さまも、そういうところで働いているのでしょうか？だとしたら、やっぱり、他の人には想像もできないような大変な生活をされていると思います。

その仕事（状況）を楽しめればいちばんいいんでしょうが、そうはいっても、ああいうところでずっと絶え間なくハードな仕事をしていたら、それは確かに、神経も疲れてしまうんじゃないかと思います。よく、弁護士なんだから、そんなやわな神経ではつとまらない、とか言う人もいますが、弁護士だって人間ですもんね。

月子さんのご苦労も、はたから見てる人からは分からないかもしれないけど、でも、お察しします。がんばってください。そして、月子さんも、体には気をつけて、旦那さまの精神的な支えになってあげて下さいね。

個人経営でしている人は、仕事がいくらあってもそれだけ自分に収入があるわけですから、やる気がでるし、そうでなければ個人経営はできないと思います。
ただ、月子さんのご主人のように、働いても働いてもセニョリティー制がある以上、仕事内容と収入のバランスが取れないことがほとんどだと思います。それを受け入れ、それでも楽しむことができるのは本当に最初のうちだけではないでしょうか？お金は自分の仕事への報酬が形として出てくるものだと私は思っています。
私も個人経営者ですが、個人でしていると、忙しいことが苦にならなくなります。たとえ忙しくなってしまっても、自分でペースをコントロールできると分かっているのでその点も気が楽です。ただし、暇になってしまうのがかなり怖いですけれども。

月子さんもご主人の精神面、健康面に気を使うのも大変だと思います。このような掲示板などで、同じ状況のお友達ができるといいですね。

投稿してこんなに短期間で、色々な方に励まして頂いてすごくうれしいです。ありがとうございます！

＞Jenniferさん、

コメントありがとうございます。個人事務所をやっていらっしゃる友達や知人が周囲にいないので、分からなかったんですが、お話を聞いてると、ウチのだんなも、個人事務所のほうが性に合ってるのかな、とちょっと思いました。

ウチは、ゆっこさんのおっしゃってるように、ダウンタウンの、100人近く弁護士がいるような規模の大きい事務所で働いているので、弁護士事務所というより、まさに、企業、という感じなんです。だから、上下関係もあるし、それになにより、上から下に、否応なしに仕事を押し付けられる、というのが余計にストレスになっているみたいです。Jenniferさんのだんなさまのように、自分で仕事やペースを多少選べれば、もうちょっと、気持ちに余裕が生まれるのかも…と思います。
（それでも仕事のやりがいはあるみたいで、仕事自体や会社自体には文句はないみたいです。）

でも、おっしゃるように、気の持ちようというのも多少はあるのかもな…と思います。そう願っています。それに、個人経営は、それはそれで、常に自己管理との戦いですよね。Jenniferさんも、ご主人もお体を大切になさってください。

＞ゆっこさん、

優しい言葉を掛けて頂いてありがとうございます。多分、ゆっこさんのお友達と、ウチのだんなは、同じような会社に勤めているんだと思います。（もしかして同じところだったり…？）トロント、オタワ、バンクーバーには、こういうメガサイズ？の事務所が幾つかあるみたいですが…。でも、こういう事務所に入るのは、夢だったみたいで…だから、そのジレンマに悩んでいる、というのがいちばん大きいんだと思います。

私が、専業主婦だったら、完全に旦那の手足になって（というと大げさですが…）サポートも出来るんですが、私は私で会社勤めをしているので（勤務時間はだんなに比べて遥かに短いですが…定時なので）、余計に、自分のストレスと、旦那の抱えるストレスとを、家で対処するのがつらくなっているのかもしれません。

＞まめさん、

励ましのお言葉ありがとうございます。なんだか救われる気がします。
私の中の弁護士というのは、一匹狼、的なイメージがあるので、こんなふうに、会社員生活をするとは想像もしていませんでした。色々あるものですね…。なんだか、日本の企業を思い出します。（私の方が、よっぽどカナダ人らしい生活？を送っているかも…）

でも、自分が選んだ環境なので、少しでも好きになってもらえるように、なって欲しいな、と今は願うばかりです。

まめさんも、個人経営されていると色々と大変だと思いますが、お体に気をつけてがんばってくださいね。