カナダ掲示板 (フリー) - No.11836
カナダの大学卒業は本当に難しいのですか?
(トロント) 2007-12-15 05:26:10
単純に以前から気になっていたんですが、カナダの大学を卒業するのはすっごくすっごーーーく大変と聞きます。
私は院まで日本で卒業して、実際のカナダの大学事情を知る由もないのですが、
日本の国公立だと学部によってかなり違いますよね。
卒論も必要だったり必要なかったり。それこそ医学部法学部はすっごく大変でしょうし、その分野で
有名な学部や教授のもとなら大変だったり・・・。
カナダではすべての学部、どれを選んでも卒業するのはかなり大変なのですか?実情を知っている方ぜひ教えてください。
ちなみに、アメリカと日本の大学はピンキリのようなので、定義する範囲が広くなりすぎるのを防ぐため、
アメリカは省いて、カナダの大学と日本の国公立レベルの話で教えてもらえると想像しやすいです。
単純に興味というか知りたいだけなので、お時間ある方のみでけっこうです。よろしくお願いします。
university of Guelphは、Biomedical に留まらずSciences系は軒並みCANADA TOP(Sciencesの先生全員に聞きました)なんですが、(毎年)卒業率10%なんて専攻も有ります。(卒業率、数値比較も良いかも)それがまた自分が一番やりたい事なんで悩み中です。情報収集中なんで・・
伯父が、一橋大学(一期校ってなに?)とUSのUCLAの院(国費留学)を出ました。(国家公務員)
「CANADAの大学も大変だよ。日本は最低限の事やってれば出られるよ。」って言ってました。
母の叔父は東大の法学部とそこの院を出て、Queen's University(国費留学)を出ました。(昔外交官、今国連)
「ちゃんと勉強しなきゃいかんから楽しかった。日本に帰って来ちゃ駄目だよ。つまんないよー!」って言ってました。
私のtutorさん達は、2人は日本の大学を卒業後、1人は中退後CANADAのuniversityやgraduateを平均90点以上で終了した人ばかりです。
「日本の大学、要らないよ。(廃止?!)CANADA~・・やることやってサボんなきゃ大丈夫。」って言います。
人に寄るんじゃないでしょうか?
なんぞ無意味な論点のような・・・ごめんなさい
トピ主です。
早速の回答ありがとうございます。実例を出していただいて想像しやすかったです。
やはり語学の壁があるので母国の大学を出るほうが基本的には楽なんでしょうが、それを差し引いても
カナダの大学を出るのは難しそうですね・・・。
進学悩み中さんはかなりハードな道を志しているんですね!自分なんかにはできないなんて思わず、ぜひがんばってくださいね!(簡単に言ってしまって申し訳ないですが応援したいです。)
ヨーク大でビジネスを専攻しました。やはりそれなりに勉強はしましたが、言われるほど卒業が難しいとは思いませんでした。
周りにはトロント大の経済学部卒、ウォータール大の数学部(?)卒もいますが、みんな普通に大学生活を楽しんでましたよ。日本の大学を知らないので、比較することはできませんが。
母国語ではない分大変な部分はありますが、本当に興味のある分野ならそれだけの価値はあると思うので、これから進学しようと思っている方はがんばってくださいね。
私自身、アメリカの大学を卒業しましたが、とても大変でした。今、娘がYork大のグラフィックデザインに入ってやっていますが、宿題が半端ではなく毎日のように夜中の3-4時は当たり前という感じでやっています。頭脳だけではなく体力も必要です。今は休みでホッとしているところです。
私の夫の娘は23歳になりますが、大学在学中勉強しているところを見たのは試験一日前だけです(それでも夜になるとちゃんと遊びに行き、夜中に帰ってきました。)。バイトか寝ているか電話しているかデートかパーティーか、それ以外、「勉強」らしき行動を学校以外でしているのは見たことがありませんでした。授業が終わるとまっすぐに家に帰ってきて、寝るか電話か彼と遊びに行くかで、図書館で勉強しているなんていうこともないようでした。もちろん、四六時中観察していたわけではないですから断言はできないのですが。頭の悪い子ではないですし、カンもいい子ですが、授業だけ出ていて全て理解でき、暗記できるというほど秀才でもなく、高校の成績も並でした。「大学の授業は大変」と読むと、この子のことを思い出して不思議になります。要領は人一倍いいので、これかな~、なんて。
日本の大学経験のある人が、改めてカナダの大学を卒業しようとすると、とても大変に感じます。比べものにならないくらい、勉強もしますし課題も大量にあり、ターム毎の試験もちゃんと勉強してないとあっさり落とされます。私はこっちの大学出たとき、日本の大学でいかに授業料も時間も無駄にしたか痛感しました。(友達沢山出来たり勉強以外のいい経験は沢山したけど)
ただ、こっちの高校でてこっちで大学入って…って人からしたら、ガリ勉するほど大変ではないと思います。
日本のように、試験前になると皆必死の形相になって…っていうのは、普段なんにもしてないから焦って丸暗記しようとしたり、コピーしたり慌てて論文書いたり、ってなるからであって、カナダの大学では、授業中、しっかり聞いてちゃんと学んでる人が、日本に比べて断然多いように思います。まーそれでも、授業中ずーっとPCでゲームやってるおばかちゃんも少なからずいますが…
それと、こっちの試験は、日本のように丸暗記すりゃいいってものじゃなく、理解力を問う物が多かったりするので(大学や学部にもよるが)、普段の授業でいかに勉強してるか、本をちゃんと読んでるか、が問われるので(その場で小論文書かされたりもするので)、暗記に頼る必要がないので、必死に勉強してるように見えないかも。
ただし、論文の試験は、数週間前からしっかりリサーチしたり大量に本を読み込まないと合格点もらえないので、それはかなりハードです。
私の夫もこっちのロースクール出てますが、在学中、全然勉強してる様子はなかったし、試験前日に徹夜で勉強!なんてことも一度もしてませんでした。バンドやったりバイトもしてたし。聞くと、授業中ちゃんと聞いて、理解してるから、わざわざ暗記する必要がない、と言ってました。それもそうだなーと思いました。
カナダの大学は確かに勉強量は多いけど、カナダの大学が卒業難しいというより、日本の大学が簡単すぎなんだと思います。授業に出てなくても課題丸写しでも、遊びまくってても、誰にでもほいほい学位を与えてるじゃないですか。あれじゃ大学の意味なし。
トピ主さん
応援ありがとーございます。
junior high school ・high schoolとCANADAなんですが、返信‐6さんのおっしゃるように勉強は「丸暗記じゃなく、試験は全部理解力を問う物」です。ですからやはり返信‐6さんのおっしゃるように「授業中ちゃんと聞いて、理解」すれば、成績はちゃんと取れます。Calculusも公式すら覚えなくて良いんです。chemicalの記号も当たり前の様に覚えません。「調べられる物は覚える必要が無い」って教わりました。essayも自分が「調べた物をどれだけ理解し、どう組み立てるか」で評価が決まります。
思考力を鍛錬する事に集中出来るので、とっても有意義です。ですから逆に卒業率10%って言うのは、professorがその思考力でOKしてくれるのが10人にひとりしか居ないって訳で、そこんところは、日本の大学より難しいんだろーなーって感じました。叔父達が「面白い」って感じるのはここだと思いました。
返信‐3さんも ありがとーございます。
「母国語ではない分、大変な部分はあります」私は、これで「大変ダー」って騒ぐ人は騒ぐんだと思います。私はCANADAに来て数年経った後でも、シェークスピア(古語)を読むのに、地元の子の5倍の時間が掛かりました。TOEFL・IELTSTだけで大学に来ちゃうと大変だと思います。
再びトピ主さんへ
professorは面白い人が多いらしく、「ちょっと居ていいですか?」なんて頼むと授業見学させて貰えちゃいます。(高校生はエサにされちゃいますが・・)トピ主さんもお近くにuniversityが在ったらのぞいて見られたらどうでしょうか?面白いかも。。です。
みなさん、色々な経験談お話ありがとうございます。
とても興味深く読ませていただきました。
やはり根本的に日本とカナダでは求めてるものが違うんでしょうね。みなさんのレスを読んでいてそう感じました。
どちらが良い悪いではなく、その国の色といいますか・・・とてもおもしろいと思いました。
それを踏まえて、やはりどちらかの色に染まってしまっていると、他の色に変えるのは余計に大変なんでしょうね。言葉の壁もありますし。
私の非常に勝手な結論としては、母語以外で母国以外で学ぶのはやはり大変、でもその原因は母語じゃないからor母国のスタイルじゃないからがほとんどであって、カナダだから特段に厳しいのではないのだろうな・・・です。
もちろん、何人かのレスにもありますように、厳しい勉強もされている方もいらっしゃると思います。
学んでいるものにもよりますし、何より学業は本人次第でどこまででもできますもんね。
現在学生中の方、目指している方、がんばってくださいね!素敵な学生生活になりますように・・・。
(UofTに行っている友達がいるので授業観察、チャレンジしてみますね!)
話も終わりかけ(?)ているところ横からすみません。
よくよく話を聞いていると、僕はこちらの大学に来るべきだったのかな~と思えてきました。
僕は今まで高校であれ、大学であれ暗記ってものにどうしても抵抗があって、そういう勉強が大嫌いでした。
日本の教育システムがそういった形式になってしまっていますよね。
暗記奨励型というかなんと言うか・・・
高校のときのテストなんかがまさにそれで国語やら英語やら歴史やら
暗記で点数が決まるようなテストではいつも学年最下位あたりをさまよっていました。
どなたかが書いてらっしゃいましたが調べてわかることは覚える必要ないんですよね。
勉強していく中で自然に知識が蓄積されていくわけですから。
日本の教育システムは、手段が目的に摩り替わっているというかなんと言うか・・・
僕が大学に入った理由は最初から国立大卒っていうラベルを貼り付けるためでした。
日本で就職しようと思ったら正直な話、学歴社会は依然として残っているわけですから。
それを授業料で買ったという形ですかね。
その分、勉強以外の部分で大学生活で色んな物を得られた
(こちらの大学生になったら出来なかった経験もいっぱい出来たと思います。)
ので後悔はしていませんが。
日本の場合、理系の院卒で技術職として勤めでもしない限り大学で勉強してきた内容を問わず採用している会社のシステムも問題かもしれませんね。
こちらでは大学で勉強してきた内容が直接その後の仕事に結びつくことが多いわけで、そのためなら一生懸命勉強することも出来るかな?とも思います。
日本では何のために勉強するのかが見えてこないんですよね。
ただ自分の好奇心を満たすだけなら自分で本を読めば済むことが大半ですからね。
将来、自分が子供を育てるとき、ひとつの選択肢として海外進学を提示してあげたいなぁ・・・
なんて思ってみたりしています。
で、私からみなさんに聞いてみたいことがあるのですが
大学生や大学教授の「レベル、頭の良さ」という点では日本とこちらを比べてどうだと思われますか。
一概に何かを基準にして測れるものでは無いとわかっていますし、話題にすること自体どうかとも思うんですが・・・
実は私の大学にはちょっと変わった教授がいて、彼はいつも
「アメリカ人と日本人じゃIQが違いますからね」とか
「あちらの人は頭の回転が違う」とか
「日本の教授は80%以上使えないやつばかりだ」とか
あとは「本を読む量と速さが違う」
などと言って
あたかも「日本人<アメリカ人」みたいな話しぶりなのです。
ほぼ毎回の授業でです。
私は常日頃から彼の授業を聞くたびに
「ふーん、そういうもんかねぇ」
と思っていたのですが
こちらに来て実際にカナダの大学に通う人たちなんかに接していく中で
それは間違いというか穿った見方じゃないかと強く感じるようになりました。
こちらの大学生とバイトで仕事をしていたって、
「こいつ要領悪いな~」と思う事だってありますし。
高校生の宿題を見て「こんなことまだやってるのか?」
と思ったこともあります。
(だた逆もしかりで、日本と違った手法、勉強方に感心することもありました。)
ただ勉強の仕方、求められているものが違うだけで
その中身(頭の良さ?)は違わないんじゃないかな?と思うのです。
何だかうまくまとまってませんね。すいません。
アメリカ=カナダではないですし、とても、くだらない質問かも知れません。
テーマからも完全にずれていると思うのですが、気になってしまったので・・・。
くだらないと思えば無視していただいて結構なので、答えてくださる優しい方がいらしたら是非お願いします。
カナダでも大卒の人だけを見た場合、文系の人(経済、経営は除く)は異常に数学に弱くて日本の中学生レベルの数学能力もないであろうというレベルの人も多いので、一般的な会話をすると普通に話ができるのですが、数字がからんだり金融経済の話をすると大人とお話をしているように思えないこともあります。ただプレゼン能力は高い人が多いかも。
理系の人のほうはライティングが滅茶苦茶な人もいるので、ある程度数学能力はあっても表現能力に欠ける人もいますよね。以前U of Tのエンジニアリングプログラムに所属する人でライティングが弱い人のためのライティングコースを教えている教授にあったことがあるのですが、本当に大学の一般教養レベルのライティングも満足にできない人もいるようですよ。
こっちの人は極端な人が多いので、カナダと日本を比べて云々という議論は難しいかな・・・と思います。現在の45歳以上の人はそうでもないのですが、30代以下の人だと大学卒業していない人はカレッジレベル程度の教育でも算数が弱いとかなど、基本的な能力に欠けている人が多いな・・・と職場で感じます。
返信‐10さんのお話について、母が無茶苦茶反応してます。え~代筆します。
「頭の良さ」って?子供を育てる義務を負う者として考えたそです。
日本の場合、
特に国立大学卒業者は「頭の使い方のバランスが良い」このバランスは日本が教育の成果として誇れる事だと思う。CANADAでこのタイプの人に会った事が無い。そうです。
CANADAの場合、
high schoolのひとり先生と、日本で言う所の修学旅行に一緒に行って愕然としました。どー仕様も無い赤ちゃん。日常生活良くひとりでやってけてるなーって感じです。忘れ物はする。お会計は出来ない。片付けは出来ない。何かにつけて前頭葉が欠落?してる。日常生活に頭を使わないんですね。「こいつ要領悪いな~」なんてレベルじゃ有りません。でも、専門は凄いんです。「突然スイッチが入る」んです。驚愕します。日本人でもここまで頭の良い人に会った事あるかなーって考えちゃいました。
でもきっと全科目優秀を要求する日本で教育を受けたら文系科目(暗記も)で足を引っ張られて落ちこぼれているかもしれません。それでなかったら余りに日常生活に問題があって特殊な指導を受けてるかも知れません。いづれにしろTOP校で10%に残り修士号を取得する所までとてもじゃないけど辿り着けなかったでしょう。
CANADAの場合、バランスなんて全く考えません。G11からは理系と文系にはっきり分かれます。ご存知の通りG10までの教育は日本の中学1年生レベルです。しかもその基本問題だけ。数学は定理の説明が出来ればA+です。小学6年生の先取りレベルより低いと言った方が解り易いかもしれません。
しかし彼らはずーっと日本では暗記に使う膨大な時間と労力を「思考力を研ぎ澄ます事」だけに使って来ました。この差は恐ろしいです。日本大丈夫かーって思います。更に上位2%に残るCANADAを牽引して行く人物(私の勝手な感覚です)は「勘をも研ぎ澄ませて」行きます。返信‐5さんのおっしゃる「夫の娘さん」はそこがポイントでしょう。
日本的な「日常生活をも含め、全てに頭を使い且つバランスの取れた頭の良さ」をこちらの人に当て嵌める事は不可能です。CANADAの落ちこぼれは「研ぎ澄ます事が出来なかった子」で、思考力の訓練も学校では受けて居ない訳ですから当然低く、悲しい位です。CANADAの教育の大きな問題点だと思います。
私学の小中高の入学テストは、USのSATです。教育はUS≒CANADAに近い物を感じられても間違いでは無いと思います。その教授の方がCANADA的頭の良さを日本人に当て嵌めようと思った場合、そういう発言が出て来てもおかしくは無いと思います。
以上です。ちょっと説明が・・・ごめんなさい。難しいです。
なるほど。
ちょっとわかった気がします。
日本の場合
たとえハイレベルとされる大学でも
勉強(暗記)しかできない人もいる。
なので社会に出てから苦労する人もいっぱいいる。
八方美人な勉強で強みが持てない。
カナダの場合
その意味ではハイレベルとされる大学にいる
生徒は論理的な思考がキッチリ出来るエリートだけ。
一生懸命勉強したことが社会に出てからも生かされる。
僕はやっぱりカナダのほうが好きかな(笑)
日本にいれば修士だろうが博士だろうが知識を詰め込んで論文書けば
実際だれだって取れるんじゃないかと正直、思います。
(僕はそういうのが無理なんでダメですが。)
だから、やっぱり
どこに、どうやって頭を使うかって事なんでしょうね。
日本にいて、同じ大学の生徒であっても
思考能力、仕事などの出来る出来ないを感じるところには
その言われているところの
「思考力を研ぎ澄ます」という行為を自分でしているか?というところなきがしてきました。
自分も脳が衰え始めないうちにそっちを鍛えたいですね~
日本人的な価値観というか頭のよさも捨てたもんじゃないとも思うので
バランスをとりつつ、長所を伸ばす方向で(笑)
しかし、こう考えると
日本の「ゆとり教育」とやらが
どうも内容を減らしただけで意味が無いものだったことは明白ですね。
高校卒業までに詰め込んでいる知識は日本の方が断然多いが
カナダは思考力を鍛錬することに時間を費やす。
この差を埋める措置が必要だったはずが
ただ単にこちらで言うG10までに詰め込む情報量の少なさに近づいてしまった。
これではただ単に教育のレベル(知識の量)を下げただけですからね。
日本の教育が見習わなければならない部分、大事にしていい部分。
そういうものの区別がつかない人たちが作ってしまった負の遺産といったところでしょうか。
こういうことを考え実行に移すいわゆる
国家公務員やら政治家やらという職種につくために
必要なのが思考力をつけることではなく暗記である事がまずいことに思えてきました。
じっさい公務員試験なんてセンター試験の受けなおしみたいなもんですし。
代筆しま~す。
返信10さん、拙い説明でご理解頂けてありがたいです。
「思考力を研ぎ澄ます」という行為を各個人のセンス任せで要求されるのもキツイです。それをやってきた日本人は優秀だと思います。是非、バランスをとりつつ、長所を伸ばされて下さい。最強です。
canadaの教育を充分に享受出来る環境に居て、自分に生かす事が出来た「成功した方(エリート)」はそう多くは有りません。大学は必ずその専門分野のTOPを選択して下さい。私見ですが、二番手とは極端な差を感じます。
人気校のトロント大学はちょっと特殊です。入学時の成績では14位と低いですが、「大好きだから行く」極めて優秀な子達が多く居ます。
最近日本の大学の教授は学生の出席率が異常に高くて困ってるらしいです。教授にすると授業なんかに出ていつ勉強してるんだと思うらしい。今までは大学の勉強=自分で本を読みすすめる、というものだったのがコースワーク中心のものに変化しているのでしょう。
カナダの大学は大変といいますが大変なのはコースワークであって勉強そのものではないと思います。中にはコースワークの奴隷となって自分の主体的な勉強ができない、あるいはコースワークだけが勉強だと思っている人がけっこういます。北米の大学は大変という話はコースワークだけが勉強だという前提で語られることが多いと思います。確かにコースワークだけをこなしているとそれなりの力はつくでしょう。嫌でもやらなければいけないという点ではカナダの大学は日本の高校的でしょう。全員ある程度のレベルまで到達させてあげますよっていうのがカナダの大学の特徴かなと思います。しかし勘違いしてはいけないのはコースワークをこなすこと=勉強という構図です。コースワークをこなすこともある意味受験と同じです。努力して時間を使い好成績をとる学生もいれば情報を駆使して戦略的に楽に好成績をとる人も居ます。
日本の大学は放任主義、悪く言えば無責任主義です。コースワークにしばられることはあまりないし自由な時間を作りやすいです。これは理系、文系で違うと思いますが。文系の場合ほったらかしにされるので勉強するかしないかは自分次第です。モラトリアムとしてすごす人もいれば就職のための大卒の資格目的のひともいるし図書館にこもって主体的に本を読み進める学生もいる。自由の刑に処されている学生ということで主体的に勉強しないとたいした学力を身につけられないという点が特徴です。
話はかわりますが北米の大学は難しいという神話は今までの日本人留学生の学力の影響も大きいと思います。学部レベルで留学する日本人学生の質は国内の学生より高いといえるでしょうか?ほとんどの留学生が留学していること自体を質の高い証拠と勘違いしているのではないでしょうか。競争力のある日本人のほとんどが国内の一流大学に進学します。灘からハーバードに留学するような例外もあるでしょうがそのような例は留学生のうちの1%にも満たないでしょう。現実に学問なりビジネスで成功している日本人のほとんどが日本のいわゆる一流大学卒業です。もしカナダなりアメリカの大学のシステムが日本のものより良いのなら北米の大学卒の成功者がもっと多くいてもおかしくないはずです。結局日本人で成功しているのは高校で留学生が嫌う暗記学習をして大学で主体的に勉強した人間です。カナダでコースワークの奴隷になってる程度ではたいした競争力があるとはいえないし日本で受験を勝ち抜けず周りに流されずに主体的に勉強できない程度では競争力があるとはいえない。重要なのは学生の競争力であってシステム自体ではないと思います。
私としては北米のシステムと日本のシステムを足して2で割ったようなものが理想だと思います。大学院に関してはわかりません。でも日本史や中国史や霊長類研究をやりたいのにカナダの大学院を選ぶひとはいないでしょう。
返信‐15さん、すっごく良く解ります。(なんで猫?)
「主体的勉強でどこまで自分を研磨出来るか。その材料・やり方の一部を大学側が提供はしてはくれるが。。」
その辺歩いてて、いろんな事でPhysicsの計算式がばーっと頭の中に自然に浮かんで来て、計算するんです。それが面白くって、ちと病み付き・・「身に付いた」って感じです。大学にはまだ行ってないんで解んないですが、多分この延長線上で間違いないと勝手に思ってます。
この前Bio-Medical ScienceのDr・graduate数名に会って来たんですが、あそこまで行く人達でも「出来てる人・出来て無い人」の差を母は強く感じたって言ってました。私も何となくですが「あの人違う」って感じた人が居ました。
両方経験したけれど、卒業する難しさはあまり変わらないと感じました。日本でも、経済学部でしたので常に統計、解析などの数学を使用して論文などを書いていたし、卒論を書かないと卒業もできませんでした。研究室の授業のために毎日図書館で調べ物をしていたし、国立図書館にも足を運んだりしていました。
「日本の大学は簡単」とも言い切れません。いわゆる旧帝大に通っている人間は、大抵幅広い知識を持っているものだし、入学試験の時点でそれなりの思考力が問われているのでベースになる学力が平均して高いと思います。指導教授によって卒業の大変さも違います。後継者を育てようとする教授の下で学ぶと、それなりに大変ですが、自分の研究に忙しい教授はあまり熱心に指導する気はないと思います。
英語力さえ講義内容についていけるレベルであれば、特にカナダの大学が大変ということはないです。逆に他の方がおっしゃるようにカナダでは暗記することはさほど重要ではないようです。数学の試験で公式集が配られたりするくらいだそうですし、文系理系ですっぱりと区切っているようですから。日本の教育を受けている人間からするとカナダの教育に疑問を感じることはしばしばあります。
文型でありながら高校で理系の数学を学び、日本の大学でも数学を使って論理に基づいて分析・考察する能力を身に着けてきたのでカナダの大学ではそこまで苦労することなく修了することができました。なので、個人の過去の経験などによってもカナダの大学の難易度に対する感じ方はまったく異なると思われます。
日本でもカナダでも、世間で活躍している人材を見ると、理系・文系などという枠を超えてあらゆる意味で賢い人が多いことに気づくと思います。ただし、何百万人と毎年卒業する学生たちの中でそこまでのレベルの人材はほんの一握りなのでしょうけど。
トピ主です。
みなさん、私の素人な質問にここまで高度なレスを展開していただいて、何だか逆に申し訳ないような恥ずかしいような気がしています。苦笑
文章を読んでいると日本とカナダではスタイルが全く違っていて、単に「日本と比べて難しいor簡単」と比べること自体に無理があるような気がしてきました。
いずれにせよ、私自身としてはどちらかが極端に良いスタイルとは思いません。何事も一長一短、
短の部分を理解し補い、長の部分を伸ばしていく、これに尽きるのではと思います。
でもきっと海外で勉強したいと思っていてもできない人もたくさんいる中で私達は幸せなんでしょうね。
繰返しになりますが、勉強中の皆さん体とここ数日の雪には気をつけてがんばってくださいね。
卒業生のみなさん、経験を元に素敵なアドバイス続けていきましょうね!
単なる興味本位であげたトピにたくさんレスしていただいてありがとうございました。とても知的好奇心が満たされた気分です。