トロント掲示板 (生活) - No.17072
ごみストライキ終了?
(トロント) 2009-07-31 15:33:30
7月30日金曜日、午前2時ですが、街中に多くのゴミ収集車が出ています。
おそらくストライキが終了し、やっとゴミの悩みから開放されそうです。
でも、おかげで、いかにゴミを少なくするかとか、エコな生活を意識した良い機会でした。
下記ニュースソースでも、昨日交渉がまとまったようだという記事が出ていますし、スト終了が本当だと良いのですが。
http://www.thestar.com/article/673960
まだもう一つ関門が残ってます。
今日(金曜日)に市議会がこの妥協案を承認するかどうか投票で決めます。
市議会か否決したらまたストライキに戻る可能性があるそうです。
この妥協案、ほとんど組合側の要求を飲んだ形なので、
一部の市議が反対票を投じると表明し、それに対して市長が怒ってます。
しかし、組合側の要求飲むんだったら最初からストライキは避けられたはずですよね?
市長に対して怒ってる市民が多いみたいです。
来年の市の選挙、どうなるでしょうね。
長かったですね。まだ、投票が済んでいないので油断は禁物ですが、ごみ収集ははじまりましたね。
初めに町・公園の清掃を始めて、各家庭のごみ収集は火曜日からだそうです。
あと、家ゴミはいつもはBinに入るだけって決まってますが、そのような制限はこれから4週間はないそうです。
やっと、トロントアイランドにいけるのがうれしいです。
本当に長かった~。
私はアパートのベースメントに住んでいるのですが、豪雨の浸水で段ボールが濡れていまい、
すごいゴミの量になっていました。
これからはどんどんゴミが捨てられると思うと、本当にうれしいです!!!
トロントに10年以上住んでますが、この都市は組合に支配されていると言ってもいいでしょう。
TTC、教師、救急隊員、警察官、ゴミ収集、デイケア職員等いくつもの労働組合がありますが、毎年のようにこれらの組合のいずれかがストライキを起こし、結局はなんらかの利益を勝ち取ってます。
Stats Canadaの統計によると、これらの組合員は私企業で働く人たちよりも高い給料をもらっています。その上に毎年の昇給も確定していて、生涯人員削減もされないことも保証されています。
今回ストライキを起こしてた外部職員(ゴミ収集職員など)と内部職員(デイケアや図書館の職員など)には、毎年3週間とか4週間とかの有給休暇とは別に毎年18日の病気休暇が与えられていますが、組合側は「使わなかった病気休暇は退職まで貯めて、退職する時に現金化して受け取れるようにしろ」(この毎年18日の病気休暇というのも、私企業ではありえない制度です。)と要求し、市側が難色を示したところ組合が反発してストライキを起こしました。
しかも現金化というのも、退職時の給料の日給換算です。もちろんほぼ全員が貯められるだけ貯めて現金化することになります。
今回5週間のストライキを経て、結局市側が妥協して、現職員はこの制度を退職まで維持できるという案で合意しました。(今後採用される職員には適用されない、というのが組合側の唯一の妥協)
なんだかんだ言って、組合がダダこねるたびに市がお金を使い、予算が足りなくなればまた税率を上げて市民に負担をかけてます。
また来年別の組合がストライキを起こすでしょう。そしてそのまた次の年も。
市長と市議会議員の3分の2が組合寄りで、大抵の場合組合の要求を受け入れます。
組合はそこにつけこんで、どんどんと色んなベネフィットを要求しては勝ち取ってます。
組合員には夢のような都市ですね。
それ以外の市民は負担を強いられるばかりです。
なるほど。と言う事は公務員の仕事振りが不満なときはどんどん市や議員、マスコミなどに文句を言って少しでも職員や組合にプレッシャーを与えたほうが良いと言う事ですね。
TTCのストライキの時も市民からの批判が多かったようで、あれ以来少しは愛想が良くなった気がしないでもないし。そんな気がするだけかもしれないけど。