カナダ掲示板 (フリー) - No.17312
カナダの医療。
(日本) 2009-08-29 09:28:33
こんにちは。
カナダ(州によっても異なるでしょうが)の医療事情を皆様にお伺いしたく投稿させていただきました。
私は腎臓に疾患があり、発症して9年が経とうとしております。慢性なので早急にと言う分けではありませんが、将来的には透析も視野に入れて考えていかなければなりません。
他のトピックでもカナダの医療に不満や不安のある方々をみかけました。
今は日本に滞在中なのですが、夫の仕事の都合上カナダへ移民する予定でいます。
他のサイトでも調べていますが、こちらでも何か情報が得れたらと思い投稿しました。
もしも、腎臓病または他の病気を抱えカナダで生活していらっしゃる方。
カナダで透析をされている方。
カナダの医療の良い点、悪い点を教えていただけないでしょうか?
よろしくお願いいたします。
腎臓病大変ですね。
アルバータ州に住んでいます。義母が15年ほど前から腎臓病を患っています。私のことではないので、日本との比較はできませんが、アルバータ州は他の州に比べて腎臓病の患者には住みやすいということです。
まず15年の間に3回腎臓移植を受けられた事。最初の2回は結局リジェクトしてしまい、3回目は心臓手術の後、機能が低下してしまいました。が、ただいま4回目の移植待ちのところです。義兄も長い間腎臓病を患いながらオンタリオ州に住んでいますが、腎臓移植はこの間ようやく一回目を受けられたところです。
アルバータ州、オンタリオ州ともに透析患者のためにNocturnal Dialysisというものがあり、これは自分の家に機材を置き、それを使って毎晩透析ができます。いろいろと審査があるようですが、慢性腎臓病であればこのNocturnal Dialysis、または普通のDay Dialysisが自宅でできると思います。もちろん自分で病院であれば看護士の方にしてもらえることをしなければいけないのですから、実習などに行かなくてはいけませんが。
機材などはレンタルですが、基本的に無料だそうです。機材を備え付ける工事費用なども無料だったと思います。薬代、手術代なども無料だと思います。
ただひとつ気になることは、腎臓疾患があって移民できるのか、ということです。移民するときは健康診断をパスしなければいけません。重い病気があって、将来カナダの医療に頼らなければいけないという場合は、審査の対象のひとつになると思います。詳しいことはカナダ移民局のサイトで調べられると思います。
カナダは国全体がのんびりしていますし、日本に比べると大雑把なところがあります。
そうした国民性の違いは医療現場にも反映されていると思います。
カナダの病院で日本とやり方が違った場合、「所変われば流儀も変わるのね」と
すんなり受け入れる人と、「日本ではああだった、こうだった」と気になってしまう
人がいると思います。どちらが正しいとは言いかねますが、気の持ちようによって
感じ方が変わるのは確かです。
医療費に関しては病院での治療は無料ですが、薬は病院ではもらえず、処方箋だけ
渡されて街の薬局で買うことになり、その費用は州の保険ではカバーされません。
個人の保険または雇用者を通じた団体保険があればそれを使い、なければ100%自己負担です。
ファミリードクターを通さないと専門医に診てもらえない、専門医に会うまで
待たされる、といった点には多くの方が不満を感じていらっしゃいます。
カナダにも腎臓を患う方は沢山いらっしゃいます。透析を含め治療水準が国際的に
低いという話は聞きません。移植を受ける人の数はカナダの方が日本より多いです。
それでも長いウェイティングリストがあるそうですが。
疾患を抱えての将来を考えると不安ですよね。
他の方も言われているように、カナダ医療の良し悪しは受け止め方で人それぞれ違います。私自身も(家族も含めて)カナダの医療状況を目の当たりにした経験があります。
私はどうしても日本と比べてしまうので、そういった尺度でしかカナダの医療体制を判断することしか出来ませんが、私の夫はカナダで生まれ育っているため、これが当たり前になっています。「日本では違うのかもしれないけど、カナダではこうなんだから仕方が無いでしょ?」確かに言われてみればそうなのです。それが嫌なら日本に帰るしかないと。。。
トピ主さんはご主人のお仕事の都合上、カナダへ移民される予定なのですよね?それともカナダの医療体制がどうしても不安なら、移民することは辞められるのですか?それ次第で移民するかしないかを決められるのでしょうか?
「日本ではああだったのに、カナダでは違う。私にはそれは耐え難い。」と思ってしまうと、日常のあらゆることがストレスになってしまいます。医療体制だけではないです。日本と違うことが沢山あります。カナダに住むからには、私の夫がいつも言うように「カナダではこうなんだから仕方が無いでしょ?」くらいの気楽さで生活するほうが楽だと思います。
最後に、返信1でも言われているように、疾患を抱えての移民の審査がどうかを調べてみたほうがいいと思います。移民の申請のための健康診断で検査にひっかかる可能性があるかもしれません。遠い将来を心配するよりも、近い将来、事がスムーズに運ぶようそれを調べるほうが先決だと思います。