トロント掲示板 (フリー) - No.22187
乳がん検査
(トロント) 2011-03-06 09:58:47
JPのように、レディースルームがあればよいのですが、こちらにはないので、
フリーでトピを立てました。
40代後半の女性で、10年ほど前に病気(がんではありません)で外科的閉経をしています。
その後45歳までは、ホルモン充填していました。
さて、今日、Annual Check upの一環でマンモグラフィーに行ってきました。
ファミリーDr.からはマンモグラフィーのオーダーだったので、マンモグラフィーのみ
アポをとっていました。ところが、終わったあと、検査技師さんが
閉経している方には、Ultrasoundもお勧めしていますので、10分ぐらい待っていてください
=って、なんだか日本語にすると変ですが、要は、
We recommend Breast Ultrasound for monoposed women. Please wait for about 10 miunites.
と言われ、アポもとっていないのに、ウルトラサウンドも受けました。
これって、今のトロントでは普通なのでしょうか?
ちなみに、数年前に別の場所で受けた時はマンモグラフィーのみでした。
調べてみると、両方検査したとしても、マンモグラフィーだけで発見される乳がんもあれば、
超音波だけでで発見されるものもあるそうで、それぞれの発見率は80 %ぐらいだけれど
両方すれば、90%の確立で早期がんは見つかるそうです。
家族には乳がんの既往はありませんが、ホルモン充填も7,8年していたし、
今月の末には、持病のための定期アポがあるので、その時にDr.に聞けばよいのですが、
なんだかちょっと不思議に思って、レスを立てました。
むしろ閉経後の方は、乳腺がinvolutionしてくるので、マンモが有効ですが、閉経前の方は、乳腺が発達しているので、時によりマンモが読みにくい場合があります(dense breast)。ただ、あなたの場合、HRTを最近までされていたようなので、閉経後といっても、多少状況は違います。ちなみに、日本では、閉経前の方に、エコーを併用することがbreast ca detectのsensitivityをあげるかという他施設研究が行われています。ま、カナダは医療費がただですから別にうけて害はないと思いますが、乳癌検診の基本はマンモです。エコーを併用するのはいいですが、日本みたいにマンモをせずにエコーだけというのは、片手落ちです。日本は、触診だけ、という検診もあって、とんでもないです(子宮がん検診の自己検診を進める健診施設も犯罪ものですが)。こちらの、乳腺専門のradiologistとdiscussionした際、日本人の女性の乳房は大きさからして、エコーをスクリーニングに使うことはできても、そんなの、カナダの女性には絶対無理といっていました。左右乳房を念入りに、エコー探索することはあまりにも効率がわるいということです。
マンモで異常があって、その補助手段としてエコーを使うのが、一般的な流れです。
蛇足ですが、family doctorが進行乳癌を視触診で、見逃している症例をいくつかみてますので、お気をつけください。family doctorにもすばらしいドクターもいますが、かなり怪しいのが多いのがカナダの医療の問題の1つです(卒後2年のトレーニングのみで開業です)。異常がないと、専門医へ行けない(話をきくこともできない)のも、問題です。
Dockさん
Doctorなのでしょうか?レスどうもありがとうございます。
もしかしたら、私の聞き間違いで、検査技師さんは、勘違いして、
before menoposed women と言って、私をエコーに回したのかも知れません。
自分に薦められていることから、勝手に’Before’を落として聞いたのかも、、、。
追加の検査をしてくれると言うことで、その時は理由にはあまり注意は払っておらず、
あとになって、医療費の問題や、最近はかなり良くなっている(実感)とはいえ、
検査のアポに時間がかかるなどと言った医療問題が叫ばれて久しい中、
オーダーが出ていない検査を薦められたということで、なぜと疑問がわいてきたのです。
最近のトロントではこれが普通なのでしょうかね。
ただ単に、エコーの予約時間に空きがあっただけかもしれませんが、、。
蛇足へのレスですが、
前述したとおり、このマンモのオーダーもAnnual Checkupの一環で、
Dr.は触診はしましたが、とくに何も言っていませんでした。(視診はしていません)
Dr.の良し悪しは経験だけでは無いと思いますが、私のファミリーDr.は、
1985年にCertificationが発行されているので、そこそこの経験はあると思います。
また、予約がとりにくいとはいえ、話も聞いてくれるし、
それなりの検査オーダーもでますし、希望すれば専門医にもまわしてくれるので、
今のところ満足しています。
もちろん、すばらしい知識、経験にあふれたすばらしいファミドクもいます。ある領域の専門家より信頼がおけることもあります。ただ、やはり、すべてを深く知る、できるというのは、無理な話で、自分の限界、役割を認識するドクターであることが大切です。ところで、乳腺の触診のスクリーニングでの役割は、昨今、北米では否定されています。昔、いやな冗談があって、カナダで乳癌になったら、'good luck. just pray'つまり検査を待っている間、手術を待っている間に、進行してしまう、という皮肉なような話がいわれていて、お金のある人は、アメリカに行っていたようです(ま、いまでも、バッファローまで行く人はけっこういますが)。しかし、今は、だいぶ、状況が変わって、十分な高度な治療が受けら得るようになっています。CCO Cancer Care Ontarioは、非常にすばらし機関でいい仕事を州民のためにやっていると思います。日本も、早く、消費税を上げて、医者個人にたよる医療ではなく、システムの向上にお金をかけて欲しいと思います。ちなみに、私は、カナダに来てだいぶ経ちますが、ファミどくがいまだ見つかっていません。