カナダ掲示板 (フリー) - No.8459
カナダと日本の教育、どっちが、どう?
(日本) 2006-09-10 15:54:5810年前ワーホリでカナダに住み、ずっと大好きな憧れの国でした。今回小1の娘と3週間カナダに滞在しました。悪い面も多々ありますが、トータルで見るとやっぱりカナダが大好きです。教育面でも一長一短ありますが、カナダの教育を受けさせたいなと今回思いました。カナダの教育と日本の教育、かなり違いますよね。実際にカナダの学校に通ってるお子さんをお持ちの方、自分が通ってた方、ホントの所どうですか?地区や学校や先生によって全然違いますが、大きくみて、カナダと日本、どこがどう違いますか?
私は初等教育は日本のほうがすぐれていると思います。職場にはカレッジ卒から大卒までの人がいますが、カレッジ卒の人は数字に滅茶苦茶弱い人が多いし、基本的な学力が劣っている人目立ちます。私の業界は数字に強くないと仕事にならないのですが、もう一回小学校の算数やり直してこいよといいたくなることが多いですね。
大卒でも数学を大学で勉強した人はまだいいですが、そうじゃない人は数字に弱いです。多分日本の小学6年生のほうが数学できるのじゃないかと思うくらいです。
読み書きもちゃんとできない人結構いて、たまに信じられない質問されることあるのですが、日本語を母国語としている私がカナダ人に言葉の解釈を教えなくちゃいけなかったりして、本当に考えちゃいますよ。
初等教育は日本で受けて、高等教育以上をこっちで受けるのが理想かなと思います。
丁寧な返信ありがとうございます。やっぱり教育、というか学問、勉強という観点から見ると、やはり日本の初等教育はかなりきっちりですよね。1年生から宿題はあるし、授業時間も長いし、詰め込み式だし、とっても忙しいんですよ。でもそれが果たして、よいことなのか?と思ってしまうんです。もっとカナダの学校のように、リラックスしててもいいんじゃないか、読み書き、数字がニガテであっても、「人」としてそっちの方がいいんじゃないかなって思うんですよ。どないなもんでしょう。
私は教育は、学校半分、家庭半分だと思っています。
成績や学業レベルで比較すれば、公立学校の其の差は
歴然としているでしょうね。日本のレベルが断然高いということ。
けれど、自分で考える力をはぐくむのはカナダの方でしょうか。
カナダで、その両方を取ろうと思えば、評判の良い公立区域に住むか、
私立を探すしかないでしょう。
詰め込むからマニュアル化するんじゃないでしょうか~、
日本の場合は。もちろん、人数が多いから、それは避けられない
というはある程度納得なんですけどね。
独立心とか、問題にぶち当たった時の柔軟性は、
日本人には希薄な部分でしょうか。
でも、日本でもできるのは、個性を大事にすること。
これは、学校が全ての責任を負うのでもないことは、
皆あまり認識していないかもしれませんね。
個性を伸ばすのは、家庭でそう教育されていることが基本なので。
カナダ式の、自由すぎ=規律が無さすぎ、も家庭がきちんと
枠を作れば方向修正はちゃんとできる物です。
どちらをとっても、家庭でのバックアップがきちんとしていれば、
一挙両得なのでは。
だとしたら親の教育が先かな(笑)。
ありがとうございます。家庭と学校、両方が重要ですよね。
日々親の教育を子供からされいてます(笑)
カナダの学校の先生が日本や韓国は[Don't do that]。カナダは[don't say don't do that]と言ってました。それは日本は親や大人をrespectするから。カナダは子供をrespectするから、とも言ってました。日本側から見るとその通りだと感じました。
学校教育を自分の子供を通してみていくと、日本人がマニュアル化する理由がよくわかります。それがいいとは思えなくて。
日本は小学生が友達を刺したり、中学生が親を殺したり、そんな事件が増えてきていますが、カナダはどうなんですか?やっぱりそういう犯罪の低年齢化してきてるんですか?
私はカナダの初等教育のことはよくしりませんが、うらやましいと思うのはかなり低学年の子でもプレゼンテーション力がとても優れてると思います。これはグループワークとか発表することが多く早い時期からクラスに含まれてるからじゃないかなぁ、と思います。
トロント14年目、SK(年長さん)に通う娘と、もう一人チビ(息子)がおります。SKから小学校6年生までは公立の学校に行かせる予定です。ちなみにFrench Immersionの学校です。その前の保育園は私立に行かせました。日本語で2年、フランス語で1年です。
ワーホリでカナダに来ていた&最近カナダに滞在されたとの事ですが、地域はどちらですか?このスレッドの返信を見ると、私を含めてトロントからが多いようです。カナダは特に広いですので、トロントのダウンタウンで教育を受けさせたいのか、郊外が良いのか、はたまたバンクーバーが良いのか、地域によってさまざまだと思います。これは日本でも同じ事だと思います。
ただ、トロントやバンクーバーもそうだと思いますが、大きな都市に住む場合、それなりに色々な習い事や教育を受けさせる場が提供されていると思います。そこで一番大きな壁として出てくるのが、「日本語教育」だと思います。日本人の子に、こちらで教育を受けさせる以上は、「日本語も」と思うのが一般的だと思います。私の場合はさらに「フランス語も」と思ってFrench Immersionに入れました。(私もフランス語を勉強しています。)トロントでは最近特にFrench Immersionが人気のようで、すぐに満員になってしまうそうです。やはり二ヶ国語かそれ以上の言語を持つ方が良いと思われているのかもしれません。それと大人になった時に、バイリンガルかそれ以上の方が就職率が良い事も一つの要因だとおもます。私立であれば他にもいくつかFrench Immersionがありますが、学費は結構高いです。日本語教育に関しては、毎週土曜日トロントにある日本語学校に入れています。これはそれほど高くありませんが、生徒達の保護者やボランティアの参加によって成り立っていますので、日本人同士の助け合いは必須です。
言語の次に考えられるのは、子供の教育に対する親の「参加」の程度の違いがあると思います。以前こちらで見れるNHK(TV Japan)で見た番組で、なるほどと思う事がありました。はっきりとは覚えていませんが、番組は、こちらに長く滞在していて、仕事や一身上の都合で日本に帰国する家族を受け入れる先生方がコメントするというものでした。いわゆる帰国子女の受け入れについてです。色々と忙しいというのも理由の一つだとは思いますが、日本に帰ると、親が子供の教育に参加しなくなるケースが多いそうです。先生方によると、学校にまかせっきりになるケースが多く、子供は突然一人にされて、親にも相談出来ずに迷ってしまい、時には登校拒否をしてしまうケースもあるとの事でした。友達も思うように出来ないのかも知れません。私は日本で高校まで行きましたが、確かにほったらかしだった気がします。(うちの親だけ・・・?^^;)日本で教育を受けた親の子供が帰国子女になると、確かに安心感からか学校に頼ってしまうケースは多いと思います。私も、もし日本に帰る事になれば、日本教育を受けていますので、今ほど子供の学校について参加しないのかもしれないなぁと、番組を見ている最中に思った程です。番組では、そのような帰国子女の保護者に対して、日本に帰っても、子供達のサポートをしっかりして、ゆっくりと手を離すようにして欲しい、と訴えていたと記憶しています。
この番組を例に取れば、日本人がカナダで子供に教育を受けさせる場合は、保護者のサポートが必須であり、それこそが一番の違いだと思います。自分達がminorityになるわけですから、子供を守ろうと思う気持ちは強くなると思います。これが子供の安心感に繋がり、良い結果が出るのだと思います。
私の親は両親共に日本人ですが、bearさんのようにワーホリ制度(みたいなもので)来ていた時にトロントで結婚しました。トロントにいる間に私が生まれましたので、私はカナダ生まれです。1歳ちょっと過ぎには日本に帰国しましたので、カナダの事は覚えていません。ただ、親の知り合いが多くトロントに残っていたので、私が単身戻ってきた時にその人達に会いました。挨拶まわりですね。その人達の子供は、丁度私と同じ位の年齢で、当時大学生が多かったです。実際に会ってみると、親達は本当に努力して子供をサポートして来た事がよくわかりました。親子の信頼関係は強く、大学も知り合いの殆どがトロント大学卒業です。日本語に関しては、男の子の方が出来ないケースが多いと感じています。この辺は時代の違いもあると思います。最近の子供達の方が良い教育を受けられる環境が整っているので、現代子はバイリンガルまたはトライリンガルの子も多い(多くなってくる)と思います。
言語に関してもう一つだけコメントします。私が子供の教育にFrench Immersionを選んだのには訳があります。子供達は直ぐに言語を覚えますので、どうしても英語に逃げるケースが多いと聞きます。実際に日本語を失いそうになる時期もあるそうです。(ケースバイケースですが。)そこで、親子共々逃げない環境を作ると言う意味で、French Immersionにしました。French Immersionの場合、家で英語かそれ以外の母国語を話す生徒が殆どで、フランス語が既に出来ている生徒は少ないです。同じ土俵に立てさす事で、子供を不安にさせない為でもあります。その分、宿題はフランス語(&4年生からは英語も)ですので、教えるにも親の努力は必要不可欠です。私の場合は、たまたま自分が大学に戻ってフランス語を学べる機会があったことが幸いしています。
http://www.tdsb.on.ca/programs/French/default.asp?cat=1
私立の場合は各学校ごとに違いますが、トロントのFrench Immersionについてはこちらに書いてあります。
最後に、私は他のスレッドにもフランス語について書いていますが、決してフランス語オタクORフランス語信者という訳ではありません^^;予めご了承ください。 あくまで自分のケースを紹介しているだけですので、参考程度に考えてください。英語と日本語の二ヶ国語だけでも大変なんですから、本来不可能な事をしているのかもしれません・・・。
P.S.
個人的ではありますが、「カナダの大学卒」さんの投稿にはあまり共感できません。情報としては余りにも狭く、こちらの良い点は書かれておりません。ただ、過剰な感じの書き方が、ある記事を思い出させます。これはカナダに来る親にとっても関心のある事だと思います。以前「日加タイムス」で精神科医のお医者様がカルチャーショックについて書かれていました。はっきりとは覚えていませんが、カルチャーショックには波があるそうで、過剰にカナダ(ORカナダ人)を好きになったり、過剰にカナダ(ORカナダ人)を嫌いになったりする、精神的に不安定な時期があるそうです。最初は嫌いからスタートして、過剰に好きになって、最後に「安定」していくという過程を経るそうです。人それぞれですが2年程度で安定期に入ると書いてあったと思います。(覚えている方訂正を!)私も、私の妻(妻も日本人です)も似たような経験をしました。特に妻に関しては客観的に見ていたので、よくわかりました。カナダやカナダ人=最悪最低、という事しか言っていなかった時期がありました。その時私は既にトロント暦8年は経っていましたので、安定していました。はっきり言ってちょっと大変でした。「カナダの大学卒」さんはその時期なのかなぁという気がしてなりません。日本に帰国すると今度は逆カルチャーショックを受けるとも書いてあったと思います。これは決して、「カナダの大学卒」さんを攻めているわけではありませんし、私の勘違いかもしれません。ただ、ワーホリを経験していても、ワーホリとはまったく違うはずですので、必ずカルチャーショックはあると思います。今から来るかもしれないbearさんにとっては一つの有益な情報だと思って追記しました。最終的にはやはり同じ言語を話す人同士で助け合う事が一番重要だと思います。同じカルチャーを持っている人同士が一番気も会いますし、安心すると思います。もちろん、過剰に繋がる必要はなく、根っこで繋がる事が重要かなぁと感じています。実際私には、すぐそこに住んでいて、信頼もある友人がいますが、1年に1度会うか会わないかです。でもお互いどこかで「存在」を確認していたりします。
長くなりましたが、最近よく似たような相談を受けますので、色々な人が見ているこの掲示板で長めに(私個人の意見ですが)書かさせて頂きました。参考までに・・・。
※日本語の表現で、間違っている部分は多いと思います。ご勘弁ください。
私のトピに書いて下さってありがとうございます。とても貴重なご意見です。
大きな違いはminorityの中で育てる保護者のサポートですか。考えもしませんでした。
だからこそ安心感につがなる。過保護、過干渉とはわけが違うのですね。
カルチャーショックに波があり、安定していく。そうですか。
私は10年前ウィスラーに、今回はリッチモンドにいました。
ワーホリを終え、日本での目的も見つけ、しっかり日本に基盤を作りました。
そしてこれから発展していくつもりでした。
大人になっていくにつれて島国にっぽんおかしいんじゃないかな、ということが多々あります。そんな日々の中で、今回カナダに行って、どこの国も一長一短ありますが、心がグラグラしてしまいました。
移民について調べたりしてみました。でもこれは現実逃避なのか?英語の全くしゃべれない子供を連れていって良いのか?逆に英語嫌いになるんじゃないか、親のエゴじゃないか、日本の基盤は中途半端で終わらせていいのか・・・・・正直迷ってばかりです。
こんな迷ってる状況では何も行動おこせませんが。
同じカルチャーを持つ人同士、同じ言語を持つ人同士が安心し、その人同士で助け合う。日本にいたら当たり前だけど、みんながそうなんですよね。でも最近、無干渉、見て見ぬふりをしますよね。私は今田舎に住んでるので、逆に助け合いの心は残っていますが。
ちょっと話がずれてしまいましたが、他の後ご意見などあれば返信お願いします。
Glendonさん
別に私は過剰にカナダ人を嫌ったり好きになったりもしていません。職場で未経験者や経験の浅い人たちを指導する立場に立つようになって、正直に思ったことを書いたまでです。
私の職業は弁護士、会計士などの専門職に比べれば、専門性は低いですし、とりあえず高卒より高い学歴があればよい職業です。そのため格段に優秀な人たちが集まっているるわけじゃなく、平均的学力のカナダ人の集まりだと思います。
私のコメントに良い点がないとおっしゃいますが、私はカナダの高等教育は日本よりすぐれていると思うと述べています。ただどうしても基礎学力が劣っている人が日本人に比べると多いといっているだけです。
全般的に数字に弱い人が多いのは客観的な事実じゃないですか?確かにプレゼン能力に優れている人は、カナダ人のほうが割合としては多いと思います。でもそれって全員じゃないし、並みのカナダ人の中には読解能力もヤバくて、言っていることも滅茶苦茶っていう人少なくもないです。この辺りは大学できちんとライティングの指導受けているか受けていないかで大差があるような気がしますけど。
優秀なカナダ人とだけ付き合っているとよくわからない部分かもしれませんが、私の職場には並みの人しかいないので、こういう見解になるだけかもしれませんけどね。
カナダの大卒さんのご意見もとっても参考になります。
やっぱり、国、言語関係なく、その人個人の育ち方、親の考え方次第ですね。
カナダの高等教育はいい、と書いてありますが
それは日本でいう高校生、大学生のレベルということですか?
なぜ高等教育はよいのでしょう?
なぜ初等教育はよくないのでしょう?
でも、言葉、文章って難しいですねー。
伝わり方、感じ方、人それぞれ違うから、たとえ同じ言語を使ってても、
やっぱり基本は「人」ですね。あたりまえか。しみじみ
とぴ主さん・・・カナダの教育とか日本の教育とかいう以前に、あなた自身の読解力なさすぎですよ・・・。カナダの大卒さんの書き込みには、なぜカナダの初等教育が日本と比べて劣っているのかちゃんと書いてあるじゃないですか・・・。
カナダの大学を卒業した者です。
バイリンガル教育のメリットをふまえて考えても、個人的にはカナダより日本の学校教育の方が良いのではないかと思います。
それは私も、カナダの大学卒さんのように”基礎学力の低いカナダ人”を目の当たりにしている経験や、カナダの場合、大麻などドラッグの流通路が校内(中学・高校)にある確立の高さに驚かされた経験からです。
勿論、学校のレベルや住む地域にも寄りますが、田舎に行けば学力は自ずと下がりますし、人種差別の問題もより関係してきます。また都会よりも田舎のほうが治安が良いとは一概に言えません。
そこで、日本とカナダを比較して、リラクゼーションvsマニュアル化の点に注目してカナダを選ぶのは、あまりに危険でないかと私は思いました。
日本とカナダの少年犯罪率は態々比較するまでもないかと思いますが、私がカナダに越して来て初めて感じたのは、日本の生ぬるさとカナダでの犯罪の身近さです。
勿論、犯罪に手を染める事なく立派に子育てされている方は沢山いますが、親御さんが子供同士の人間関係まで完全に把握できない・し難いのはカナダでも日本でも同じ事ですよね。
トピ主さんの「カナダは子供(の個性?)を respect」というのは、とても良い姿勢だと思います。でもそれは家庭のポリシーとしてできる事ですし、実際、日本育ちの私はそうして育てられました。同時に外では洗脳教育のような事をさせられてましたから(笑)、社会に出てもバランス取れていたような気がします。
(※ ちなみに北米子育ての実態、みたいな本に書いてあった事ですが、「子供への叱り方ひとつ(おしりを軽く引っ叩いた、等)で親から子を引き離す権限を持つ社会・学校側が、子供の自己中心的な性格と、Individual Society の自己中心性を成り立たせている」とあったのを思い出しました。確かに北米の大らかさ…言い方を変えると”やりたい放題状態”は改善すべき点ではないかと…少々トピずれしましたすみません。)
カナダ生活6年、まだまだ浅くはありますが個人的に思った事を述べさせて頂きました。変な日本語表現ありましたら申し訳ありません;
普通に考えて、夏休みが約3ヶ月、塾も夏休みの宿題もない欧米と比較したとき、小学校、中学校、高校という12年の教育の中で3×12で約2年間の基礎学力の相違がうまれることは歴然だと思います。
日本の知識偏重の教育の弊害はもちろんありますがその知識が軽はずみの発言、行動を抑え考えて行動するということをつくっているのも事実だと思います。
みなさんのそれぞれのご意見、とっても参考になります。ありがとうございます。
日本派さんの言うとおり、リラクゼーションとマニュアル化だけでカナダと日本を比較するのは問題がありますね。その中で自分の知らない現実の問題の部分などを知ることができて、ありがたく思います。
日本派さんの家では個性を尊重、同時に外では洗脳教育、社会に出てバランスが取れる・・・笑えますが、私もそれは一理あると思います。
だからこそ余計に、家の中では、その子の個性をつぶしてしまわないように、個性=ジコチューにならないように(難しい!)育てていきたいと思います。
まだまだご意見ありましたら、レスくださいね。
返信10に同意・・・
トピ主さんの返信で、毎回論点が微妙~にずれてるのは故意なんでしょうか・・・
こんにちは!とても興味深いトピックだったので返信させていただきます。
ご返信をされた多くの方は、日本の教育ほうが基礎学力を付けさせるという点では優れていると指摘していらっしゃいましたが、トピ主さんはどうやら、カナダ派としての立場を変える気はないのだな、とそれぞれの返信に対するコメントを拝見して、ややそのような印象を持ちました。
私も他の方々と同意見です。
(申し訳ないですが、私はカナダではなくアメリカ在住ですが、以前カナダに住んでいたことからこの掲示板を今でも頻繁にチェックさせていただいております)
一般に北米では、お金をかけて初めて子どもに良い教育を受けさせることができると言われています。トピ主さんが、お子様を私立学校に通わせることができるのであれば話は別ですが、公立学校の質は(地域にもよりますが)かなり低いと私は思っています。
北米では自立心や自己主張の大切さをしっかりと子どもに教え込んでいくわけですが、このような北米の教育方針に対し、日本では良い点ばかりが注目されがちですが、それも疑問に思うことはよくあります。それに関しては上でどなたかが既に述べていらっしゃいましたね。
日本も色々な問題のある国ではありますが、やはり社会での協調性や、支え合って生きていくことの大切さを学ぶことは、自立心や自己主張なんかよりも私個人としては価値のあるものだと考えております。
日本では生徒が教室を掃除しますよね。確か当番制とかで。これってこっちには無いんですよ。お掃除の用務員さんを雇うんです。でも、こういうのって人間が後々親元を離れて独立したときにとても大切なことだと思います。
そのせいかどうかは分かりませんが、やはり白人の方など、整理整頓能力が少々欠ける人が多いですね。
あまり書きすぎるとまた、「アメリカが極端に嫌いなのでは」と疑われそうなので、このへんにて失礼したしますが・・・。
最後に言わせていただきますと、トピ主さんがカナダで永住を決め込むのであれば、教育の質などは特に気にされなくてもいいかもしれませんね。周りがそうであるのならば、特別に抜きん出て高い知識を持つことなど時に無意味かもしれませんし・・・・。
ただ、私の知っている限りですと、たとえば駐在でいらしたご家族で、お子様を現地校に通わせたは良いが、日本に帰国し、授業が難しすぎて全くついていけなかったと嘆いている方をたくさんお会いしています。劇団ひとりというお笑い芸人も以前TVでそのようなことを言っていました(彼もアメリカからの帰国子女で、現地では神童(笑)だったそうですが、帰国後は見事ドロップアウトだった口です)
ありがとございます。
しかし、「劇団ひとり」がその様な人だったとは・・・それがビックリです。
返信いただく方、みなさん日本派ですよね。
もし自分に子供ができたとした場合(どちらの教育も受けれる状態にあったとして)
やっぱり日本の教育をうけさせたい、と思うってことですよね?
(そう書いてあるじゃない、って突っ込まれそう)
そうなんです。私が永住を決め込めば、教育の質なんて関係ないんです。
だけど、正直決断ができないので、ここでユラユラ揺れてて、
指摘されてるんだと思います(笑)。
趣旨からかなりそれますが....
劇団ひとりはアメリカ帰りの帰国子女とはいえ小学生の時にアラスカに数年いただけみたいです。
先日テレビの対談で「俺は帰国子女だ、英語なんてペラペラだ」と豪語し、その場にいたアメリカで10年以上
教育を受けた帰国子女のアナウンサーにむかって、「自分はアラスカに3年住んでたからあなたの
英語力と全然変わらない」と大真面目に言い張り、実際その場で下手な英会話をさらすことになって
たのには笑いました。相当な勘違い野郎かと.....さすが劇団ひとりだと思った。
>そうなんです。私が永住を決め込めば、教育の質なんて関係ないんです。
すみません、大きなお世話かもしれませんが、どこの国であれ、ご自分のお子様にたいして「教育の質なんて関係ない」と言い切ってしまってはお子様に失礼ではないでしょうか?
カナダではご家族ともども有色人種としてマイノリティに属していくのです。
カナダの白人と同じ質の教育を受け、同じ基礎学力を持つようでは、圧倒的にトピヌシさんのお子様たちが不利になります。
やはりある程度は、教養や質の高い教育で、「マイノリティであること」の壁を幾分かは打ち壊すことができるのも事実です。
カナダがお好きなのは分かりますし、カナダに長年住む者としてトピヌシさんのお気持ちはとても嬉しく思いますが、「カナダが好き」な感情と、「島国にっぽんおかしい」の感情を混合しないほうが良いと思います。
海外で外国人(あるいはマイノリティ)としてすごしていくには、程よい母国への誇りを持ち続けたほうが良いのです。これは、トピヌシさんがご家族でカナダに永住されるとして、後々お子様のアイデンティティにもかかわる問題になっていきますので。
>そうなんです。私が永住を決め込めば、教育の質なんて関係ないんです。
この、決め込めば と言う言葉がなんとなく引っかかるのですが、
勝手に観光で来てそのまま居ついてしまおうということでしょうか?
それとも、トピ主さんは、既に永住権をお持ちなのでしょうか?
また、失礼ながら、ご主人は?
永住権をお持ちでないなら、この9月からプロセスが変わったので、
今から申請したとしても日本からだと、実際に永住権を取れるのは何年先になるかわかりませんよ。
以前、ラジオの特集で聞いたのですが、トロント市内では、良いと言われる公立学校の周りでは、
住宅価格がものすごく高くそうです。住居費を抑えて私立に通わせるか、
住居費が高い地域に住み、公立に通わせるかと言う選択もあるとのことです。
また、地域によっては、いわゆる白人が多く、アジア人に偏見を持つ先生が多くいる学校もあるらしいです。
6年前にカナダに移住してきた者です。
その頃、子供たちは7thと9thグレードでした。今は大学生です。
私自身の感想としては、カナダの大学卒さんと同じで小学校は日本、それ以上はこちらというのが
良いような気がします。
子供たちは幼稚園から4年生終了までインターに通って、その後、こちらに来るまでの数年日本の小学校などに通いました。子供たちは日本の小学校での給食当番、掃除当番、放送委員など楽しくやっていました。
インターにはそういったものがなかったし、もちろんこちらもありません。
とても良いものだと思いました。
ですからBearさん、こちらの教育を受けさせる事をお考えだったら少なくとも小学校は日本で行かれたらいかがでしょうか。
夏などこちらのサマースクールなどに通って英語環境になれるのもいいかもしれませんね。
こちらでのスクールは公立でしたが、行かせたかったスクールが地域外だったので越境入学をさせました。100%とはいいませんが、満足しています。
大変興味深いトピックだったので私も返信させてください。
私自身日本の受験戦争に幼いころから嫌気が差し、15からカナダの私立の寄宿学校で育ちました。なので、日本(春、正月と夏休み合わせて年間4ヶ月)とカナダ、アメリカ(学校のある年間8ヶ月)を行ったりきたりで大学院まですごし、こちらで就職してます。
主人はカナダの公立学校が一番いい時期に育ったので、(IQテストで135以上の子達用のGifted Program などが一番充実している時期)教育面では私学公立とあまり変わりません。Gifted Program がなければ、主人も私学に行ったとのことです。ただ私立の学校ではスポーツ(特にRowing)や、アメリカの大学への進学率、あと幼いころからサクセスストーリーを沢山自然に聞いているので、成功への向上心は強くなるようです。ほかに卒業生たちのNetworkの強さは段違いです。周りをみて、成功している人たちを見るとどこで育ったとかは、どのような学校に行ったとか、そんなに関係ないように思えます。家庭環境、本人の向上心のほうが影響しているように思えます。
日本に帰るたび、友達や姉妹の人生に疲れたような話を聞くたび、北米を選んでよかったなぁを思います。友達や姉妹は日本の教育システムでいえば、成功しているのかも知れませんが(皆医者です。)それが幸せかどうかは、?のようです。本人たちも言ってます。特に女医だと大変つらそうです。ただ正直言って、親を日本に残してきたという辛さと引け目は、一生あるので海外に出るのだけが、正しいとは思いませんが、娘さんだということで、将来女性でCareerを求めるなら、北米は良いと思います。
ただ、いいことばかりではありません。日本はいつでも恋しいです。15まで日本で育ったことと、親と仲が大変いいのからかもしれませんが、年二回帰国する今でも、日本を出国するたび涙が出ます。こちらでこれだけ長く育つと、日本の会社、社会には、溶け込めません。大学を終えた後、日本での就職か大学院も考えたのですが、話を聞けば聞くほど無理だなぁと思いました。もちろん周りには、同じような育ち方をして日本に自然に溶け込んでいる人もいますよ。
長くなりましたが、娘さんの一生のことなので、しっかりと考えてあげてください、とだけ言わしてください。私の場合は自分で北米を選んだのと、こちらで大変良い方にめぐり合えたので、日本での永住は無理ということに自分で納得しています。もちろん親も大変喜んでくれてます。ただこれが無理やりカナダにつれてこられて、日本での就職が難しくなれば話が違うことかも知れません。Bearさん、教育面だけではなく、もっと長い視野で、娘さんの将来を考えてあげてください。せめて、娘さんが大きくなって自分で日本か北米か選択できるころになるまで、Optionsを広げてあげていほしいなぁと人事ながら思いました。