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現地時間9月5日の夜、第40回モントリオール世界映画祭授賞式が行われました。
グランプリ(最優秀作品賞:Grand Prize of the Americas) に輝いたのは、
日本からの出品作では、
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第40回モントリオール世界映画祭も、あと2日。
『湯を沸かすほどの熱い愛』は、スケジュールと会場が前日になって変更され、告知も公式サイトのみ。本来なら多くの人たちに観てもらえたはずの作品なのに、残念です。
『恋妻家宮本』は、インペリアル・シアターにて。 遊川和彦監督と主演の天海祐希さんが、「モントリオールに到着されたばかり」との紹介を受けた後、舞台挨拶をされました。
映画を観ながら、浮かびあるいは消え、また現れる記憶の断片は、ごくごく私的なものばかり。
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第40回モントリオール世界映画祭、ワールド・コンペティション部門には、今回、ふたつの作品が日本から参加しています。
8月29日(現地時間)、『たたら侍』を観てきました。 期待以上の作品で、メッセージ性の強さにも驚きました。
先日の記事で「映画祭ならではの舞台挨拶やQ&Aもキャンセル」と書いてしまったことを、まずは訂正させてください。 『たたら侍』の上映では、錦織 良成 監督(脚本も)、主演の青柳 翔さん(劇団EXILE)、小林 直己さんが舞台に登場。大きな拍手で迎えられました。 もっと見る
問題の多い映画祭、日本から来られる予定の方々のことが気になっています。
反応については追って、お知らせしたいと思います。
開幕を2日後に控えた8月23日、運営スタッフの大半が辞任。24日にはメイン会場の7つのスクリーンが使えなくなり、拠点であったホテル(ハイアット・リージェンシー)との契約が切れていることも明らかに。 例年は映画関係者の多くが宿泊し、メディアの取材も、マーケティング活動も、ネットワークを広げるパーティーも、ここを中心に行われてきたのですが、今年は受付さえ設置されていません。
というわけで、唯一の会場インペリアル・シネマでの日本作品の上映スケジュールは、現在以下の通りです。
8月29日 18:40
8月30日 19:40
9月3日 13:00
『湯を沸かすほどの熱い愛』
9月4日 17:30 もっと見る
モントリオール世界映画祭(Festival des films du monde/ Montreal World Film Festival)、なんとか始まりました。 もっと見る
第40回モントリオール世界映画祭は、8月25日から9月5日にかけて開催…予定。 40周年という節目でもあり、ぎりぎりでなんとか問題解決! となってくれるよう願っています。
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昨夜、丑三つ時に目が覚めて、
ほぼ自動的にiPadに手を伸ばし、 いつものようにお気に入りのサイトをチェックした私は、 「ジハード・ジョン(あるいはジハーディ・ジョン)」の素性がわかったという BBCや『ワシントン・ポスト』のニュースを知って、 再び眠りにつくことができなくなってしまいました。 黒いマスクで顔を隠して、 オレンジ色の服を着た人質の横に立ち、 ナイフで「処刑」を行った あの男の人のことです。 後藤健二さんも 湯川遙菜さんも、 彼の手によって殺害されたと考えられています。 「ジハード・ジョン」の名前は、モハメド・エムワジ。 クウェートで生まれ、英国ロンドンの中流家庭で育った27歳の男性だとか。 ロンドンの大学で電子工学を専攻した後、 2012年、シリアに渡り、イスラム国(ISIS)に参加したと見られています。 私がこのニュースを読んで眠れなくなったのは、 後藤氏、湯川氏の理不尽な最期を あらためて思い出してしまったということが、まずひとつ。 ふたつめは、イスラム国の処刑者として、 世界に知られたジハード・ジョンの、 母親の気持ちを、想像してしまったからです。 頭の中も、心の中も ぐるぐる混乱しています。 もっと見る
英国の雑誌『The Economist』の調査によれば、
モントリオールは世界で2番目に住みやすい都市だそうです。 1位はトロント。 驚きました。 カナダは住みやすい国だと、確かに私も思うけれど。 世界50都市の「安全度」について調べた結果は、 東京が第1位(最も安全)。 2位はシンガポールで、3位は大阪。 もっと見る
数年前からのお茶の人気が、最近さらに熱気を帯びているようです。
1月は、各メディアで「新年の抱負」をテーマにした記事や 番組のコーナーが目立ちますが、 「今年こそやせる」「体重を減らす」は、毎年トップに挙がる抱負のひとつ。 で、今年はその効果的な方法として、緑茶を飲むことがすすめられています。 「体に良い」だけでなく、「うつ状態を改善する効果がある」とか 「傷んだDNAを修復する作用がある」といった「科学的な」レポートが 次々に発表されたこともあり、 大手のオンライン・ショップでは、なんと抹茶(粉末緑茶)が 「お茶」部門のトップセラー。 確かに抹茶なら、少量で有効成分がたっぷりとれるのかもしれないけれど、 砂糖やミルクを加えてラテやシェイクにしていては、 やせるのは難しいと思うのですが……。 カナダらしい話題もありました。 カナダの国技というか国民的な競技と言えばアイス・ホッケー。 毎シーズン、プロ、アマ問わず、プレー中に歯を折ってしまう (根っこから抜けてしまう)選手が数人はいるそうです。 抜けた歯は、すぐに戻せば自然治癒力によって歯茎に固定されるのですが、 特別な保存液につけておかないと、 細胞が死んでしまって元には戻せなくなってしまうとか。 そこで、保存液が手元にない場合に使えるのが緑茶! 緑茶の茶葉を5分間煮だして漉し、摂氏4度まで温度を下げた液体が、 保存液の代用になるそうです。 これにつけておけば細胞が死なないとか言われると、 なんだか説得力がありますね。 お茶は普通に飲んでも口内のバクテリアを殺菌し、 虫歯予防にもなるそうですし。 他には、 脳の老化を遅らせる。 糖尿病にかかるリスクを減らす。 心臓病のリスクを減らす。 血圧を下げる。 クスリの副作用を軽減する。 一部のガンを予防する。 などの効能があって、 『Public Health Nutrition』という専門誌によれば、 1日に4カップ以上の緑茶を飲む人は、 飲まない人に比べて、うつ状態に陥ることが少ないという研究結果も。 というわけで、今年はコーヒーを減らして緑茶を飲もうと決めたのですが、 すでに挫折しております。(苦笑) 今度日本に帰ったら、おいしいお茶をたくさん買ってこよう。 もっと見る
食品への異物混入が日本でも問題になっているようですが、
カナダでは、昨年秋から、プリンス・エドワード島産のポテトに 縫い針が刺しこまれる事件が断続的に発生しています。 昨年10月から年末にかけ、少なくとも十数個のジャガイモに 裁縫用の針が刺し込まれているのが発見されていますが、 誰がどのような目的でそのような悪意を働いているのかは、 いまだに不明。 プリンス・エドワード島の警察は、犯人逮捕につながる有力な情報に、 10万ドル(ざっと1000万円)の懸賞金をオファーしています。 というわけで、地元では推論あるいは議論が絶えない模様。 針を刺されたジャガイモが、最初に発見されたのは10月2日。 ポテト・ビジネスの大手、キャベンディッシュ・ファームの工場で、 冷凍フライドポテト製品の品質管理中、異常が確認されました。 このとき発見された針の数は明らかにされていませんが、 同社は約40トンの加工済みポテトを廃棄。 被害にあったジャガイモの仕入れ先を調べたところ、 生産者はリンクレター・ファームという大規模な農場で、 11月にはスーパー・マーケットなどで売られている生のポテトからも針がみつかり、 リンクレター・ファームは合計およそ40万キロのジャガイモを回収しました。 このときまでは、警察も、 特定の生産業者(リンクレター)を狙ったものだと判断して 捜査を進めていたのですが、 12月には別の農場で栽培されたジャガイモからも針が見つかり、 犯人やその動機についての謎が深まっています。 いくつかある犯人説のなかで有力なのは、 環境保護活動を狂信的に行っているような人物あるいは グループの仕業ではないかという推理 、あるいは噂。 大規模な農場での農薬散布や、 水を供給するための井戸の採掘などに反対する人々が疑われているようです。 プリンス・エドワード島におけるジャガイモ栽培は、 ビリオン(千億円)単位のビッグ・ビジネス。 広大なカナダで生産されるポテトのおよそ25%が、 人口15万人に満たない小さな島で作られているという事実を、 私も知って驚きました! 『赤毛のアン』の舞台としても知られるプリンス・エドワード島。 平和な島のイメージが損なわれないよう、 早期解決が求められています。 もっと見る
NHK『ラジオ深夜便』ワールド・ネットワーク、
カナダ モントリオールより、1月のリポートです。 聞いてくださった方、ありがとうございます! 今回は、 1. アカデミー賞にノミネートされた『かぐや姫の物語』の評価 2. プリンス・エドワード島のポテトに縫い針! 3. 緑茶の人気、ますます上昇。 の3つの話題でお届けしました。 いつものように、放送ではお話しできなかったことや、 新たな情報を加えて記しておきます。 # アカデミー賞アニメ部門にノミネートされた『かぐや姫の物語』。 海外での評価と反応は? 第87回アカデミー賞のアニメーション作品部門で、 高畑 勲監督による『かぐや姫の物語』がノミネートされました。 高畑監督がスタジオ・ジブリの創設者の一人であることや、 今回初めて、宮崎 駿氏によるものではないジブリ作品が、 ノミネートされたことなどが注目されています。 手描きの線や、水彩画による絵本のような画風が、 かえって新鮮で美しいという意見が多数。 「最新の技術を駆使して古風な世界を表現している」 といった評価が主流です。 驚いたのは、辛口で知られる映画評サイト『ロッテン・トマト』が、 『かぐや姫の物語』に100%の評価を与えていること。 このサイトでは、映画作品を星の数ではなく トマトの新鮮さで評価しています。 素晴らしい作品=新鮮そのもの 最悪=腐ったトマト(Rotten tomato) というわけです。 『かぐや姫の物語』には、批評家たちから寄せられたレビューが58件。 全員が「新鮮」だと評価したため、おいしさ100%のお墨付きです。 ちなみに、同サイトでは、映画ファン(一般の観客)による評価でも、 10点満点中8.4ポイントを獲得。 # ネガティブな反応についても、少し紹介しておきましょう。 カナダの新聞 The Globe and Mail(1月15日)は、 意外性(どちらかというと悪い意味で)にあふれた 今回のアカデミー賞候補作のなかでも、 特に意外だったのが『かぐや姫の物語』だったと書いています。 Although well-reviewed, the story was, frankly, depressing. It turns out most 10th-century Japanese folk tales do not have happy endings. 評価が高いことは認めるけれど、 記者にとっては「気が滅入るような物語」で、 「そもそも10世紀の日本民話のほとんどは、 ハッピー・エンドには終わらないようだ。」 だそうです。 日本の民話が、Happyな結末を迎えるかどうかやその割合なんて、 いままで考えたこともありませんでしたが、 ちょっとおもしろそうなテーマではありませんか? たとえば『桃太郎』なら、日本の民話においてはまれな ヒーロー・ストーリーかつハッピー・エンドの物語ということになるのかな、と。 もっと見る
10日ほど前の話です。
クリスマス・ギフトを探してアマゾンを泳いでいたら、 とんでもないものを見つけました。 宮沢賢治 全246作品を一冊に Kindle版 $2.25 Amazon.jpで、日本の作家の作品をキンドル版で購入しようとすると、 国外からのダウンロードは扱えないという表示が出て、 買いたくても買えないことが多いのに、 なんということ! 私は宮沢賢治氏の作品が大好きなので、 本棚にはほとんどの作品が揃っているけれど、 ここ数年は「読む」という行いの多くをiPadに頼っているので、 即座に「ワンクリックで購入手続き完了」を押してしまいました。 というわけで、2分後には、 『セロ弾きのゴーシュ』から、 『ビジタリアン大祭』(これが1930年代の初めに書かれたというのはすごい!) まで、愛してやまない作品群が、私のiPadのなかに収まり、 眠れぬ夜には猫やタヌキの話を少しずつ読めると喜んでいたら、 アマゾンは、すすめてくるのです。 『宮沢賢治274作品+夏目漱石104作品』が、 2ドル99セントでダウンロードできますよ、と。 えー、ほんと? 先にこっちを知ってたら、 こっちを買ったかもしれないけれど、 宮沢賢治と夏目漱石を一緒にして、 差額が74セントという事実に驚く。 著作権が切れたジャパニーズ・クラシック、 こうして読めるんですね。 複雑な心境だけど、ちょっとうれしい。 もっと見る
涙のクリスマス・プレゼント
クリスマスに、とある男性が、 両親に贈ったサプライズ・ギフトが話題になっています。 まったりくつろいでいる家族。 30歳くらいの息子が、ポケットから二つ折りの封筒を出し、 「もうひとつプレゼント」 と、母親に渡します。 「私に?」 「ふたりに」 「私とお父さんに?」 という、なにげないやりとり。 お母さんが 「素敵なプレゼントなんでしょうね?」 と言いながら封筒を開けると、 そこには銀行からのお知らせと、 息子からの短いメッセージがありました。 「家のローンは払ったよ。メリー・クリスマス! ジョーより」 手書きのメッセージには、 ・子育て ✓ ・学生ローン ✓ ・住宅ローン ✓ という、3つの項目にチェックがつけられていて、 こんなの、泣くなというほうが無理。 親孝行のジョーさんは、 人気のビデオ編集アプリVideoshopの開発者です。 ジョー・リクエルム(joseph Riquelme)あるいは ジョーイ・トロンボーン(Joey Trombone)として知られている人。 お父さんのスペイン語が何を言っているのかはわからないけれど、 おそらく南米のどこかからアメリカに移住し、 息子の教育に心血を注いできたゆえの嗚咽なのでしょう。 このビデオの背景に在る家族の歴史を感じました。 もっと見る
カナダ人になりたい人が急増?
カナダ政府は12月23日、 2014年の間にカナダに帰化した人々の数は26万人で 過去最高だと発表しました。 過去最高はともかくとして、 2013年に比べて倍増、というのがすごいと思う。 今年8月、帰化申請のプロセスに大幅な改正が行われ、 作業が効率化されたことも理由のひとつ。 申請が認められなかったケースは17%で、 こちらは過去3年間で最低の数字になりました。 カナダ国籍を得るための第一条件は、 カナダ国内に5年以上合法的に居住していること。 その上で、書類審査と面接、 カナダの歴史や政治に関する試験を受けて合格する必要があり、 最後には、宣誓をして国歌を歌う儀式があります。 # 『ラジオ深夜便』のリポートでは、 石澤典夫アンカーから、 移民を多く受け入れたために問題が起こっている国も 多々あることを指摘されました。 たとえば、フランスが代表的な例でしょう。 でも、カナダはアメリカと同じく、 そもそも移民で成り立っている歴史の浅い国です。 また、国が移民を受け入れることと 彼らに国籍を与えることとは、実際、別の話です。 カナダの場合、永住権の申請については、 むしろ、条件が厳しくなっているように思います。 私は、国籍は日本のままで、 永住権を得てカナダに住んでいるひとりですが、 実は最近、「私もカナダ人になろうかな」、 と考える機会が増えてきました。 そんな話も、また今度。 もっと見る |
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