カナダ自然博物館は、ダウンタウンの南、Argyle St. と Mcleod St.にはさまれた一画にある、地球の成り立ちと生物の進化がテーマの博物館です。1916年に上下院が置かれていた歴史的な建物を改装し使用しています。館内の4つのフロアーには、アルバータ州で発掘された恐竜の骨組、世界有数の鉱石コレクション、カナダの動物、鳥、昆虫のはく製などがテーマ別の展示されています。
カナダ国立美術館は、1988年にオープンした、カナダ美術のコレクションで世界最大の美術館です。印象的な全面ガラス張りの建物は、カナダを代表する建築家、モシュ・サフディによるもので、中世イタリアの宗教画をはじめマチス、ゴッホ、セザンヌ、クリムト、ミレー、モネ、ゴーギャンといった現代美術の巨匠の作品も見ることができます。トム・トムソン Tom Thomsonなど”グループ・オブ・セブン”と呼ばれるカナダの芸術家たちの作品やイヌイットによる伝統工芸なども充実しています。
ネピアン・ポイントはオタワ川を一望する高台にある展望台です。アレキサンドラ・ブリッジ Alexandra Bridgeのたもとにあり、国会議事堂を裏側から展望でき、対岸のケベック州ハルも一望できます。初めてオタワ川を探索し、五大湖まで行き着いたフランス人サミュエル・ド・シャンプラン Samuel de Champlainの銅像が立っています。野外劇場もあり、夏にはコンサートなどがここで開かれます。
コンフェデレーション広場は、カナダの戦没者記念碑 National War Memorial が立つ広場です。当初、この記念碑は、第一次世界大戦で戦死した6万のカナダ人を追悼するものだったが、現在では、全ての戦争で戦没したカナダ人対するものになっています。設計は公募によって選ばれたイギリスのバーノン・マーチ Vernon March によるものです。記念碑の前には、第一次世界大戦で戦死した身元不明の兵士の墓があります。この墓は自由と平和のためにその命を犠牲にした11万6千人以上のカナダ人を称えたものになっており、戦没者追悼記念日(Remembrance Day)の11月11日にはセレモニーが行われます。