旅行のタイプ

パッケージツアー

パッケージツアー 旅行には、パッケージツアーと、個人旅行の大きく2つのタイプがあります。 パッケージツアーとは、旅行会社が旅行内容(目的地・日程・行程)を決定し参加者を募集して催行する旅行で、 正式には「主催旅行」と呼びます。 基本的に、スケジュールに従った団体行動で、集合場所から解散場所までの全行程に添乗員が同行することが多いです。 パッケージツアーには主に次のメリットとデメリットがあります。

メリット

デメリット

パッケージツアーによっては、観光地ではあまり時間をとらない駆け足のスケジュールなのに、必要以上に免税店やお土産屋に立ち寄る場合があります。 多くの旅行会社はお土産屋と提携しており、連れてきたツアー客からの売り上げの何パーセントかは、 バックマージンとして旅行会社へ入る仕組みとなっているためです。 これらの利益を見込んでツアーの値段を安くしている場合もあるので、一概に問題があるとは言えないが、 折角のカナダ旅行、買い物に多くの時間を使うのではなく、雄大な自然や美しい景色を見ることに時間を使いたいものです。


個人旅行

個人旅行とは、航空券やホテルなどを基本的に自ら手配する旅行のことで、 正式には「手配旅行」と呼ばれています。 個人旅行でも旅行会社を利用しますが、旅行会社は、旅行者の要望により、航空券やホテルなどの手配を 「代理」として行う点が、パッケージツアーとは異なります。 パッケージツアーでは、旅行会社が責任を負う部分が多いのに対し、 個人旅行は旅行会社の保証を期待できない部分が多く、旅行者本人が自己責任を負う部分が多い特徴があります。 個人旅行には次のメリット・デメリットがあります。

メリット

デメリット


契約内容の違い

パッケージツアーと個人旅行では、責任の範囲やキャンセル内容などが異なります。契約内容の主な違いは下の表のとおりです。 目的地までの往復の主な交通費とホテル代のみのフリープランは、 添乗員などによる観光案内が含まれるパッケージツアーとは内容が異なりますが、 種別としては一般に主催旅行となります。 申し込む旅行が、「主催旅行」か「手配旅行」か曖昧な場合は、 責任の範囲が大きく異なるため、必ず契約内容を確認しておこう。

パッケージツアー(主催旅行) 個人旅行(手配旅行)
形態 旅行会社があらかじめ旅行内容(目的地、旅行代金、日程など)を定めて、参加者を募集し実施するもの 消費者の希望に応じて旅行会社が旅行手配を請け負うもの。手配に必要な実費と手数料を旅行会社に払う。
旅行会社の責任範囲 旅行が予定通り実施されるための責任がある「旅程保証」と旅行中の事故などに対する「特別保証」がある。 旅行会社は、代理で手配するのみ。旅程に対する責任も事故に対する責任もない。
旅程保証 あり なし
特別補償 あり なし
契約の成立 ・申込意思の伝達
・旅行会社側の契約の承諾
・申込金の支払い
左に同じ
キャンセルの規定 旅行開始の前日から数え30日目より20%以内、前々日より50%以内、旅行開始後は100%以内のキャンセル料が発生。下記ピーク時出発のみ40日目よりキャンセル料が発生。12/20~1/7、4/17~5/6、7/20~8/31 手配手数料とキャンセル料が請求される。料金は旅行会社により異なるため、申し込み時に要確認。

これらの他に「企画手配旅行」という種別も存在します。 このタイプは基本的には手配旅行と同じですが、旅行会社が企画し、その企画に対して消費者の承諾を得てから手配に入る点が 手配旅行と異なります。 この場合、手配手数料に加え企画料金が発生する。その反面、手配旅行ではつかない「特別補償」がつきます(身体上の事故についてのみ)。

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