航空券

種類

航空券 カナダへ留学やワーキングホリデーで渡航する場合、 旅行と異なり長期滞在になるため、「片道航空券」と「往復航空券」のどちらにするかを 選択することになります。 また、「往復航空券」には、通常のフィックス(FIX)チケットの他に、オープンチケットと 帰りに日にちを変更できる自由度の高い航空券があり、 オープンチケットも選択肢の一つとなります。 ここでは、これらの航空券の特徴を述べたいと思います。

尚、航空券には、航空会社の販売方法から、格安航空券、PEX航空券、正規航空券という種類があり、 値段も利用条件も異なります。それらの種類については、 航空券の種類のページをご参照ください。


片道航空券

片道航空券のメリットはなんと言っても融通が利くことです。 カナダ現地で日本行きの片道航空券を購入するので、帰りの日を出発前に決める必要はなく、 また、往復航空券のように、行きと帰りの場所が同じ必要はありません。 また、ワーキングホリデーや長期留学の場合に有効な選択肢となります。 片道航空券のデメリットは、帰りの航空券がないため、カナダ入国審査で、 不法滞在目的であると疑われる可能性が往復航空券より高いことです。 そのため、カナダ大使館のサイトにも、 以下の記述があります。

カナダでの滞在が一時的なものであることの説明として、往復の航空券をお持ちになることをお勧めします。もし片道の航空券で行かれる場合は、カナダ出国に必要な旅費を持っていることを証明する必要があります。

実際は、帰りのチケットについて入国審査でチェックされることは少ないのですが、 片道航空券の場合は、カナダ出国に必要な旅費を持っていることを証明するため、 帰りのチケット代以上の残高証明を必ず持っていきましょう
次に片道航空券の料金ですが、片道なので往復の半分ほどと考えられがちですが、 往復とほぼ同じや往復より高かったりします。 これは、格安航空券は、ツアー用の航空券を旅行会社が買ってバラ売りしたもので往復航空券での販売となり、 片道航空券は割高な正規航空券として売られる場合が多いためです。


往復航空券(FIX)

短期留学の場合、往復航空券を購入することになると思います。 通常の往復航空券は、フィックス(FIX)チケットといい、 出発前に行き(往路)と帰り(復路)の搭乗便・搭乗日を決定し発券し、 出発後の変更はできません。 格安航空券の多くはこのフィックスチケットであり、融通が利かない代わりに、安く手に入ります。 往路と復路の便の間隔により区別され、例えば、往路と復路の間が10日なら10日FIX、30日なら30日FIXと呼びます。 この期間が短いほど価格は安くなります。

片道航空券より安くなる場合もあるため、安い1週間や10日FIXの往復航空券を購入しカナダへ渡航し、 復路便のチケットを破棄すれば良いのでは?と考える方もいると思います。 その場合は、注意が必要です。 まず、一般に復路便のチケットの破棄は、まれに航空会社や旅行会社からペナルティを課せられる可能性がありますので 購入時には条件の確認しましょう。 次にカナダ入国審査の際、復路の日付と入国カードに記入した滞在希望期間が一致しないため、 トラブルが発生する可能性があります。 入国審査官を説得できず、最悪の場合、入国を拒否される場合もあります。


オープンチケット

オープンチケットは、有効期間以内ならば、予約の変更が可能なチケットです。 例えば有効期間が1年の場合、その一年以内なら帰国日をいつでも変更できます。 オープンチケットは、有効期間の違いにより、30日、60日、90日、1年OPENなどがあります。 基本的に期間が長くなるほど高くなります。 また、自由度が高い分、フィックスチケットより高くなります。
ワーキングホリデーの場合ビザの期間が1年ですので、 1年OPENを購入されている方も多いです。

FIXチケットとOPENチケットの中間的なFIX/OPENチケットというのもあります。 FIX/OPENチケットとは出発前に復路便の予約を一旦入れて発券するチケットですが、 出発後に帰国便の日付の変更が可能(有料・無料は航空会社による)なチケットです。 なお、OPENチケットは復路便を予約せず発券できます。

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