ワーホリ申請
ワーキングホリデー2012
ワーキングホリデー(ワーホリ)とは、日本とカナダの若者が互いの国の理解を深めることを
目的としたプログラムのことです。カナダ大使館のWebサイトでは、
以下のように述べられています。
『 カナダ/日本ワーキングホリデー・プログラムは、互いに相手国を最長 1年間訪問し、 その滞在を通して相手国の文化に親しみ、カナダ及び日本について理解を深めることを目的としています。 』
ワーキングホリデーの参加者は、上記目的のため、最長1年間カナダに滞在でき、 また、カナダ国内で就労、就学(最長6ヶ月まで)も許されている、 メリットの多いプログラムです。 そのメリットについていまいちピンとこないかもしれませんが、 他のビザでのカナダ滞在と比較すると、ワーキングホリデーのメリットが良く分かると思います。
通常、カナダで働く場合、就職先を見つけ、就職先にスポンサーになってもらい、 いろいろと手間とコストをかけ就労ビザの手続きをしてもらいます。 そして、カナダ移民局の審査に通って、やっと、カナダで働けます。 それがワーキングホリデー参加者の場合、カナダ入国と共にカナダで働ける権利が得られます。
また、働かずにただ滞在する場合であっても、通常、カナダ入国から半年以内には、 カナダを去らなければなりません。更にカナダに滞在したい場合は、滞在延長の手続きをし、 カナダ移民局の許可が得られたら、滞在を延長できます。 その点、ワーホリ参加者の場合、延長手続きなしに、 入国から1年間カナダに滞在できます。
参加資格
どんな人がカナダ・ワーキングホリデー(ワーホリ)のプログラムに参加できるのでしょうか? プログラム参加資格は、2012年のプログラムの場合、以下のようになっています。
- 日本国籍を有する人
- 年齢が、申請書受理時点で、18歳以上30歳以下である人
出発時の年齢ではありません - 以前にこのプログラムを申請し、ワーキングホリデー就労許可通知書の発給を受けていない人
カナダ以外の国でのワーホリ参加は問題ありません - 最低2,500カナダドル相当の資金を有している
およそ20万円。ただし、すぐに働く予定の無い方は50万円くらい用意したほうがよいでしょう - 滞在期間中の障害、疾病をカバーする医療保険に加入すること
カナダに入国する際、医療保険の加入を証明するものを提示するよう、求められる場合があります - 150カナダドル相当のプログラム参加費の支払いができること
- カナダ国内で仕事がまだ内定していないこと
3.で述べられているように、以前にカナダのワーキングホリデーに参加した人は、
参加できません。つまり、一度だけのチャンスです。
前項で述べましたが、カナダで働く権利を得ることは大変なことなので、
カナダで働く予定がなく、年齢が30才近くでないなら、ワーキングホリデーという
大切なカードを使うのは、将来にとっておいた方が良いと思います。
申請方法
申請時期
カナダ大使館は、なるべく早く申請すること勧めています。 通常、申請から許可証の通知書発行まで、 8週間かかり、 申請が多い時期や、健康診断が必要な場合は、さらに長くかかる場合があるため、 カナダ入国予定日の遅くとも2ヶ月前に申請書が到着するように送付すると良いと思われます。
また、重要なことは、「6,500人の枠を満たした時点で締め切り」となり、 参加者の選定は、早いもの勝ちであることです。ここ数年、定員に達することはありませんが、 余裕をもってした方が良いです。
提出書類
カナダ大使館 に送付する申請書は、次の2セット で構成され、 両方とも一緒に提出します。 尚、セット1では、参加資格を満たしているかどうかを広報部にて、 セット2では、就労許可証発給のための入国資格要件を満たしているかどうかを査証部にて審査します。
セット 1 – 広報部による審査 | |
IECワーキングホリデー・プログラム申請・申告書 |
申請書
・・・こちらからダウンロードできます。 記入ガイド ・・・日本語での記入ガイドも用意されています。 |
パスポートの写真のついたページのコピー | 写真のついたページのことです。 尚、パスポートは、最低、カナダ出国予定日より1日長い有効残存期間があること、 最終ページを除き最低1ページの空白ページがあることが条件です。 この条件に満たない場合は、パスポートを更新してから申請しましょう! |
プログラム参加費の振込控えのオリジナル原本 | 銀行振り込みした際に受け取る控えのオリジナルを提出します。 インターネットバンキングの場合は、振込み明細を印刷したものになります。 プリントアウトしたものは、振り込み元銀行名、振込み日、振込み名の記載があるかを確認してください。 念のためコピーをとって自分用に保管しておいた方が良いです。 プログラム参加費については後述します。 |
セット 2 – 査証部による審査 | |
就労許可証申請書 | 申請書 ・・・必ず、申請者本人が入力してください。最後に Validate ボタンを押し、バーコードを表示印刷すしたものに署名と日付の記入もお忘れなく。 なお、詳細は記入例をご参照ください。 |
家族構成フォーム | IMM5645E ・・・こちらからダウンロードできます。 |
写真 2 枚 | 6ヶ月以内に撮影した 45mmx35mm の写真 2 枚が必要となります。 |
パスポートの写真のついたページのコピー | 最低一年以上の有効残存期間があることをご確認ください。 |
返信用封筒 | ご自分の日本の住所・氏名を記載し80円切手を貼った返信用封筒で、 大きさは、12x23.5cm 定形最大サイズとなります。 |
送付先
上記書類を封筒に入れ、次の住所に郵送すれば申請完了です。
【申請書送付先】
〒107-8503
東京都港区赤坂7-3-38
カナダ大使館広報部
「カナダ/日本ワーキングホリデープログラム係」
送付前に、記入もれや記入間違いがないか、そして、チェックリストの必要書類がすべて揃っているかを必ず確認した方が良いです。 書類不足や不完全記入の申請書は全て返却されてしまいます。 尚、E メールアドレスや日本国内の住所の記入がない場合も、返却の対象となりますのでご注意下さい。 また、事実に反する回答は申請が却下されるだけでなく、 将来の申請に重大な影響を及ぼすことがあるとのことです。
プログラム参加費
カナダ・ワーキングホリデーのプログラム参加費(PPF)は、2011年12月1日現在、12,000円です。
この金額は、為替の変動によりよく変更されます。
このプログラム参加費は、150カナダドルを、大使館レートで日本円に換算した額なのです。
大使館レートは通常の為替レートのように日々刻々と変更されるものではありませんが、
プログラム参加費を振り込む前は、
必ずカナダ大使館のウェブサイトで金額を確認する必要があります。
参加費の支払い方法は、日本円の銀行送金のみです。 送金先は、下のワーキングホリデー専用の口座で、日本全国のどの銀行からでも送金可能です。
送金先口座 | |
金融機関名 | シティバンク銀行 |
支店名(店舗コード) | 本店(730) |
銀行住所 | 〒 140-8639 東京都品川区東品川2-3-14 |
銀行電話番号 | 0120-039-104 |
科目 | 普通 |
振込先氏名 | CANADIAN EMBASSY |
口座番号 | 7645782 |
Swift Code | CITIJPJT |
プログラム参加費の振込みに関しては、以下の点に注意する必要があります。
- 送金にかかる銀行手数料は申請者負担
- 送金に当たっては、プログラム参加費の金額のみ送金
(他の交換レートを使ったり、余分な料金を足したり、金額を分割して送金しないよう注意) - 代理店名での振込みは受付されないので、必ず申請者ご本人のお名前で
- 申請する前に必ず参加費の支払いを銀行で済ませること
- 申請書に必ず振込控えのオリジナル原本を添付して申請(コピーは不可)
- 次の方法での支払いは受け付けられませんので注意:海外銀行からのインターネットバンキング、小切手、郵便局発行の普通為替証書、現金、クレジットカード等々 (指定外の方法で支払いをした申請書はすべて返送されます)
プログラム参加費は、審査の結果が不許可の場合や参加を辞退された場合、申請者に返金されます。 ただし、許可通知書発行後の辞退は、参加費は返金されませんので注意が必要です。 返金の依頼方法については、カナダ大使館のウェブサイトの「プログラム参加費(PPF)返金ポリシー」の項をご参照ください。
結果通知
ワーホリ申請の最終結果の通知は、許可であれ、不許可であれ、通常通常申請をしてから8週間の間に 下記のいずれかの方法で送らります。
【許可の場合】
記入したEメールアドレスに Client-update-mise-a-jour@cic.gc.ca から、許可の手紙が添付書類で送信されます。
送信されたメールを確実に受け取るため、予めこの送信元のアドレスをアドレス帳に登録したり、
時々メールが迷惑メールとして取り扱れていなかチェックする必要があります。
通常の手続き期間を経過しても、受け取っていないことが確実な場合は広報部に連絡しましょう。
許可証の通知書は、発行から1年間有効ですので、許可証の発効日から1年以内にカナダに入国してください。
【不許可の場合】
却下の理由を詳述した通知書が郵送で送付されます。その場合は、返金ポリシーに基づき、プログラム参加費が返金されます。
記入例
申請書の記入方法は、カナダ大使館の「申請書記入法 」という日本語のガイドで
詳しく解説されています。
こちらのガイドには記入例がないため、ガイドに記入例を追加してみましたので、
ご参考ください。
申請書の記入のポイントは、次の4点です。
- 手書きで記入するのではなくパソコンで入力する
- 入力が終わったら、「Validate」ボタンを押し、指摘された記入漏れ等を修正する
- 問題がなければボタンを押した後、バーコードページ(5ページ目)が現れるので、全5ページをプリントアウトする
- 5ページ目に忘れずに、サイン(署名)と記入日を記入する